ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2012年7月13日

2件の記事があります。

2012年07月13日総勢30名で丸太運び

大雪山国立公園 上士幌 三浦 武

ある日のトムラウシ山の登山口。


何をしているかというと。

登山道のこんな泥濘箇所を


こんな感じにするために皆で運ぼうというイベントでした。


ある者は体脂肪減のため、ある者はウェスト・体重減のため、またある者は意義を感じて各々集まったのであります。そしてある者(私)はヌカカに足を12箇所刺されていたことに下山後気づくのであった。

参加団体は環境省や森林管理署、町、新得山岳会などで構成する「大雪山国立公園新得地区登山道等維持管理連絡協議会」に加え、地元山岳会や大雪山国立公園パークボランティア他を加えた総勢31名での丸太運び。
午前と午後の2往復で約200本の丸太がこの日のうちにカムイ天上付近に集められました。
1本当たり4.7kg。

新道付け替え後8年でぬかるみが名物となってしまったトムラウシ山線ですが、原因は登山道利用者の多さと地質、地形など複合的なことが絡み合ってます。ぬかるみを避けるように登山者が登山道脇を歩くと道が拡がってしまうことにつながります。

今後この丸太を使い集中的に泥濘箇所の改善作業が行われていくことになるわけです。今年はぬかるみエリアの半分を残り半分は来年改善していく予定です。
皆様お疲れ様でした。

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2012年07月13日天人峡~トムラウシ山ルート その1(登山道編)

大雪山国立公園 東川 宮崎 浩

 多くの岳人が憧れるトムラウシ山。新得町側からの短縮登山道を利用しての日帰り登山という方が多いかと思いますが、今回は比較的マイナーなルートである天人峡温泉登山口からのルートを紹介したいと思います。
 現在上川町側の入り口である沼の原登山口が林道崩壊の為通行出来ない状態である事から、しばしばこちらのルート状況などを聞かれることも多くなってきました。
 7月6日から3日間、パークボランティア作業の為、ヒサゴ沼野営指定地をベースに同ルートでの山行を行いました。情報があまり多くないルートですので、こちらのルートを考えている方は参考にして頂ければと思います。
 しかしながらトムラウシ山までの歩行距離は約17㎞。日程には十分に余裕を持って行動したいところです。

 まずは最初からの難所、通称「三十三曲がり」(余裕のある方は数えてみて下さい、本当に33の曲り道があります)。ここをクリアするとほどなく北海道の2つの「NO.1」を見ることが出来る「滝見台」に到着です。

NO.1の1つは言わずと知れた北海道の最高峰「旭岳」(2,291m)。もう1つは北海道一の落差(270m)を誇る「羽衣の滝」。この2つを一度に見ることが出来るのはここだけでしょう。ここから見た羽衣の滝の様子はこちらのAR日記から見ることが出来ます。http://c-hokkaido.env.go.jp/blog/2012/05/891.html

 ここから先は大雪山のいわゆる「奥座敷」への入り口です。この時期、ニッコウキスゲやワタスゲが咲き誇る「第1公園」「第2公園」を過ぎるとようやく視界が開け、稜線を伝わる心地よい風を感じることが出来ます。しかし、ここまでは倒木、笹藪、泥道など難所が連続し、まさに「原始的な」道です。距離以上に時間を取られると思った方が良いでしょう。

雨の日だけでなく、晴れていても水はけの悪い箇所では水溜まりが多くあります。今回は長靴だったため安心して歩くことが出来ましたが、登山靴では躊躇してしまいそうな所も多くあります。登山道の複線化も目立ってきていました。足元はしっかりとした靴で。くれぐれも登山道からは外れないようにして下さい。

 
 小(ポン)化雲岳を過ぎるとようやく「これぞ大雪山」といえるようなお花畑が迎えてくれ、ここを過ぎると化雲岳山頂に到着。この日は雨の中の登山であったため、ここまで出発から8時間を要しました。大雪山の奥座敷への道のりは遠いことを実感させてくれます。

化雲岳を過ぎ、今がまさに旬といえるお花畑を抜け、長い雪渓を下り終えるとヒサゴ沼野営指定地がようやく見えてきます。本日の歩行時間約9時間。皆さん大変お疲れ様でした。明日はトムラウシ山目指して作業共々頑張りましょう。

 この先、ヒサゴ沼~トムラウシ山までは近日中にその2(作業編)でお知らせする予定です。

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