北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
洞爺湖近隣で繁殖し巣立ったイワツバメ(※)たちです。
4月末にインドや東南アジアなどから渡ってきて5月から7月に泥と枯れ草に唾液を混ぜてお椀を逆さにしたような球状の巣を作り、1回に3-4個ほど卵を産みます。
本来、海岸や山地の岩場に巣を作りますが、洞爺湖近辺では建物の軒下や橋桁などでも巣を見ることが出来ます。
電線にとまるイワツバメの群れ
VCの軒下で旋回するイワツバメ
1羽の体長は十数㎝ほどですが、30羽以上のイワツバメが一斉にエサを求め、すごいスピードで飛び交う様子は迫力満点です。
朝だけではなく夕方にもイワツバメたちの飛ぶ姿を見ることが出来ます。
※イワツバメ(学名:Delichon urbica)
鳥綱スズメ目ツバメ科
夏季にアフリカ大陸北部やユーラシア大陸で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸やインド北部、東南アジアへ南下し越冬する。日本には九州以北に夏鳥として渡来し、各地で繁殖する。九州では多数が越冬する。
平地から山地にかけて生息し飛翔している昆虫を飛びながら食べる、体長13-15㎝の鳥。
背中は光沢のある黒褐色、腹部は汚白色の羽毛で覆われる。腰が白い羽毛で覆われている。