ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

2012年10月30日

3件の記事があります。

2012年10月30日オオハクチョウ飛来

釧路湿原国立公園 釧路湿原 平川 正詩

釧路湿原野生生物保護センター脇の池にオオハクチョウが飛来しました。
10月22日時点では全部で7羽です。



ページ先頭へ↑

2012年10月30日ヒグマも飛び入り!?小清水高校の皆さんによるボランティア活動

知床国立公園 ウトロ 高橋 優太

 紅葉もピークを過ぎ、知床連山は尾根に冠雪、いよいよ冬の気配を感じる今日この頃。小清水高校の皆さんがボランティア活動で訪れ、フレペの滝遊歩道を直してくださいました。

 フレペの滝に続く遊歩道は、今年も沢山の利用者が歩いたことで道が削れ、ひとたび雨が降ると大きな水たまりやぬかるみができてしまっていました。ここに砂利を敷くことで水はけを改善し、歩きやすい遊歩道に戻す、というのが今回の作業です。

 この日は小雨がぱらつき気温も低いというあいにくの天気だったのですが、生徒の皆さんは大変にぎやか!若いって素晴らしい!知床財団職員の方から作業の説明をうけると、3班に分かれて早速とりかかります。


砂利を現場へ運ぶチーム

 一輪車で砂利を遊歩道へ運び、敷いてはならし、ならしては運ぶ。スタートから三十分ほどがたち、作業にも慣れてきたところへ飛び入り参加者が……そうです、ヒグマです。作業をしていた遊歩道からはわずか30~40mほどのところ。これは危険、ということで、そばにある100㎡運動ハウス内へ避難しました。ヒグマを間近で見た生徒の皆さんは大興奮(引率の先生方も大興奮)です。


窓辺に集まりヒグマを観察中

 知床財団の方々によって追い払い・安全確認がおこなわれたのち作業再開。思わぬアクシデントがありましたが、何はともあれ遊歩道の補修は完了です。


運ばれてきた砂利を敷くチームと、補修された遊歩道

 小清水高校の皆さん、どうもありがとうございました!是非またプライベートでもお越しください!

ページ先頭へ↑

2012年10月30日利尻山の冬支度

利尻礼文サロベツ国立公園 稚内 山本 貴之

昨年より12日遅い、10月13日に初冠雪が確認された利尻山(観測日は14日)。それから荒れた天気が長く続きましたが、ようやく26日に青空が広がり、久しぶりに山頂が姿を見せてくれました。まだ真っ白というほどではありませんが、うっすらと雪化粧した利尻山と山麓の緑や紅葉とのコントラストが美しい、この時期ならではの景色です。


仙法志岬園地から


オタドマリ沼園地から

さて、夏の登山シーズンも終わり、登山道に設置された「携帯トイレブース」も冬の厳しい風雪による傷みを防ぐためブルーシートで冬囲いされています。雪が解ける来年の6月までトイレブースは利用できませんが、これからの季節に利尻山を登山される方も、引き続き携帯トイレを持参するようにしてください。
もちろん、すでに山の上では雪が積もり、気温も氷点下まで下がります。現在はまだアイゼンやピッケルまでは必要ありませんが、それ以外は冬山装備で臨んでください。安易な登山は大変危険です。


冬囲いされた携帯トイレブース

ちなみに、北麓野営場(鴛泊コース登山口)の携帯トイレ回収BOXはこの時期設置されていませんので、携帯トイレを使用した方は、利尻島内であれば「燃えるゴミ」として各自で処分していただきますようお願いします。また、見返台(沓形コース登山口)の回収BOXも11月以降は設置されていません。

最高気温が10℃を切る日も多くなってきた利尻島。少しずつですが着実に、北の長い冬が近づいて来ています。



ページ先頭へ↑

ページ先頭へ