北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
すっかり木々の葉は茶色くなり、冬に向かっているなぁーと実感しますね。
今日はウトナイ湖の散策路である木道についてお知らせがあります。
11月1日をもって、木道の湖畔側を通行止めにしました。
木道設置から10年、365日ウトナイ湖の水にさらされ、冬は雪に押し潰されてきた木道は、もはや原型を一部留めていないほどにボロボロになっていました。
通行する皆さんの安全確保のため、この度やむなく木道の一部を通行止めとしました。
写真の赤い部分が通行止めになります。(写真をクリックすると大きくなります。)
ウトナイ湖野生鳥獣保護センターから、湖畔に向かいバリアフリーの木道よりさらに奥に進む湖畔の木道です。
(鳥獣保護センターから木道を歩くと、ここから通行止めになっています。)
ネイチャーセンターへは、林の中の林道を通り、枕木の木道を抜けて、一度湖畔に出るとたどり着くことが出来ます。
詳しくは、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターの職員にお尋ね下さい。
ウトナイ湖の散策路は新しい形を模索中です。
皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何とぞご理解とご協力をお願いいたします。
最後に10月27日に保護された、クマタカの亜成鳥(大人or子供の中間です。人間でいうと思春期でしょうか?笑)です。
多分、女の子ですね。
保護の翌日には元気いっぱいで、ダンボールの部屋から抜け出し診察室をめちゃめちゃに荒らしていました。
ふぅ、他の患者さんが食べられなくて良かったー!!
原因はわかりませんが、鉛中毒も疑われるため血液検査の結果を待っています。
検査結果に異常がなければ、近日中には野生に帰れますよー!!
鉛中毒の要因については、後日この子が無事に山へ帰ってからお話しますね!!