2012年11月 7日
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2012年11月07日お片付け
阿寒摩周国立公園 阿寒湖 北川 栄司
平年より19日遅く、雌阿寒岳が初冠雪しました。
6月から稼働していた登山者カウンターも、積雪の前に撤収です。
菅野保護官と共に、雄阿寒岳・雌阿寒岳に設置していた4台のカウンターを撤収してきました。
気温2℃の環境のなか、手袋では作業しにくいので素手で金属のボルトやコネクターを掴んで、鼻水をすすりながらの作業です。
(分解するのは早いので、同じような気温の5月下旬の設置時よりはましですが…。)
4台の撤収作業は、2人で半日程度で終わります。
但し、このまま倉庫入り、という訳にはいきません。
データを回収した後のお片付け…清掃、乾燥、充電、動作チェック、シリコングリス塗布などのメンテナンス作業があるので、しばらくテーブルはこの状態です。
ちなみに現在事務所の中には、湯の滝外来魚駆除用品、ウチダザリガニ調査用品も置かれています。
ウチダザリガニの調査は今月も実施するため、こちらのお片付けはもう少し先になりそうです。
事務所を所用で訪れる方には申し訳ありませんが、今月中は物が散らかってザリガニ臭いかもしれません。
ご容赦ください。
6月から稼働していた登山者カウンターも、積雪の前に撤収です。
菅野保護官と共に、雄阿寒岳・雌阿寒岳に設置していた4台のカウンターを撤収してきました。
気温2℃の環境のなか、手袋では作業しにくいので素手で金属のボルトやコネクターを掴んで、鼻水をすすりながらの作業です。
(分解するのは早いので、同じような気温の5月下旬の設置時よりはましですが…。)
4台の撤収作業は、2人で半日程度で終わります。
但し、このまま倉庫入り、という訳にはいきません。
データを回収した後のお片付け…清掃、乾燥、充電、動作チェック、シリコングリス塗布などのメンテナンス作業があるので、しばらくテーブルはこの状態です。
ちなみに現在事務所の中には、湯の滝外来魚駆除用品、ウチダザリガニ調査用品も置かれています。
ウチダザリガニの調査は今月も実施するため、こちらのお片付けはもう少し先になりそうです。
事務所を所用で訪れる方には申し訳ありませんが、今月中は物が散らかってザリガニ臭いかもしれません。
ご容赦ください。
2012年11月07日シリーズ支笏湖の山 その2漁岳
支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒
みなさん、こんにちは。
前回恵庭岳を皮切りに始まった、シリーズ支笏湖の山。
支笏湖エリアのAR日記は、歴代ARの方々が書き連ね6年目になりますが、ここらで一度支笏湖の山をまとめて紹介しよう、と勝手に始まったシリーズです。
夏山シーズンも終わりで寂しい…と思っていましたが、色々な方の話を聞いていると、支笏湖周辺は冬しか登れない山も多く、支笏湖といえば冬!とも。長い冬、楽しみですね。
さて、赤や黄色や橙色に染まった葉っぱも大方散ってしまい、いよいよ頭に雪をのせている山も増えてきました。
というわけでシリーズ第2回目は、11/5(月)の朝、支笏湖周辺で一番、真っ白になっていた『漁岳―いざりだけ』標高1318.0mです。
(なお標高は、国土地理院発行の地形図をもとに作成された『支笏洞爺国立公園(支笏・定山渓地域)区域及び公園計画図』での記載に統一しています)
【写真】恵庭岳の奥に、冠雪した漁岳。雲で隠れていますが、恵庭岳も頂上付近には雪が積もっていました
漁岳は恵庭市・千歳市・札幌市を分ける山で、恵庭岳の北西にそびえています。語源はアイヌ語の『イチャンコッペ(サケ・マスの産卵する川)』から『漁』という字が当てられたそうで、そこから流れる漁川には、アメマスやオショロコマなどが生育しています。整備された夏道は無く、山行記録などを見ても冬の景色の方が多くみられ、まさしくこれからが本シーズン?なようです。
ちなみにこの日は風不死岳にも雪が。
樽前山は、地上からは雪は確認できませんでした。
【写真】樽前山(左)と風不死岳(右)
プリン(溶岩ドーム)に粉砂糖がかかる日を今か今かと待ち構えています。
前回恵庭岳を皮切りに始まった、シリーズ支笏湖の山。
支笏湖エリアのAR日記は、歴代ARの方々が書き連ね6年目になりますが、ここらで一度支笏湖の山をまとめて紹介しよう、と勝手に始まったシリーズです。
夏山シーズンも終わりで寂しい…と思っていましたが、色々な方の話を聞いていると、支笏湖周辺は冬しか登れない山も多く、支笏湖といえば冬!とも。長い冬、楽しみですね。
さて、赤や黄色や橙色に染まった葉っぱも大方散ってしまい、いよいよ頭に雪をのせている山も増えてきました。
というわけでシリーズ第2回目は、11/5(月)の朝、支笏湖周辺で一番、真っ白になっていた『漁岳―いざりだけ』標高1318.0mです。
(なお標高は、国土地理院発行の地形図をもとに作成された『支笏洞爺国立公園(支笏・定山渓地域)区域及び公園計画図』での記載に統一しています)
【写真】恵庭岳の奥に、冠雪した漁岳。雲で隠れていますが、恵庭岳も頂上付近には雪が積もっていました
漁岳は恵庭市・千歳市・札幌市を分ける山で、恵庭岳の北西にそびえています。語源はアイヌ語の『イチャンコッペ(サケ・マスの産卵する川)』から『漁』という字が当てられたそうで、そこから流れる漁川には、アメマスやオショロコマなどが生育しています。整備された夏道は無く、山行記録などを見ても冬の景色の方が多くみられ、まさしくこれからが本シーズン?なようです。
ちなみにこの日は風不死岳にも雪が。
樽前山は、地上からは雪は確認できませんでした。
【写真】樽前山(左)と風不死岳(右)
プリン(溶岩ドーム)に粉砂糖がかかる日を今か今かと待ち構えています。
「やちぼうず」てどんな生きもの??
それは大小さまざまな大きさで、誰かの頭みたいな形で!
湿原にポコポコと生息しています。
実はこれ、ヒラギシスゲやカブスゲなどのスゲ類が繁茂した株を作り、
それが隆起したものです。
春と秋にひょっこり顔を出すやちぼうず。
夏は太陽の光を浴びて成長したまわりの植物に隠れ
冬は雪をかぶって隠れんぼします。
(夏や冬も見られますが、きれいな形で見られるのは春と秋)
何回見ても愛嬌があるかわいい やちぼうずです。
雪が降る前に、ぜひ湿原で「やちぼうず」探してみてください。
(10/23)そろそろ茶色くなります