ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年5月 2日

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2016年05月02日礼文島、春の訪れ

利尻礼文サロベツ国立公園 稚内 小笠原涼太

礼文担当アクティブレンジャーの小笠原です。

前回の記事で予告しました通り、今回は礼文島の春をお伝えしていきます。


さて、日にちは前回の記事と同じく426日なのですが、午後からは天気も徐々に回復していき、まさに春を探すにはもってこいの天気となりました。

写真1:礼文島久種湖畔キャンプ場の駐車場より。まだ曇が多いですが、青空が見えます。


この時期はミズバショウが見頃を迎えます。久種湖にほど近いミズバショウ群生地には大量のミズバショウが咲いていました。去年は雪が少なく、あまり草が倒れなかったため少し見えにくくはありますが、しかしそんな物は関係ないと言わんばかりにミズバショウたちは生き生きと咲いておりました。

写真2:生き生きと咲くミズバショウ。見渡す限りに白い花が咲いています。


ミズバショウ群生地は車で走りながらでも眺めることができます。白く美しい花々をぜひ堪能してください。

また、今の礼文島は渡り鳥のシーズンでもあります。

写真3:湖畔にたたずむダイサギ。住宅の庭に飛び込んだミヤマホオジロ。


写真の鳥たちをはじめとして、いろいろな種類の鳥を見ることができるのも、今のそしてこれからの礼文島の魅力でしょう。久種湖には水鳥たちも集まってきており、ヒドリガモやスズガモなども見ることができました。写真をお届けできず残念です。

これから礼文島は一年で最も華やかな時期を迎えることとなります。

皆さんも一度、礼文島へと足を運んでみてはいかがでしょうか?


ところで、私は北海道で生まれて札幌で育った生粋のどさんこでありながら、礼文島はおろか道北地方にさえ足を踏み入れたことのない人間でありました。

アクティブレンジャーとして採用されて初めて訪れた道北、そして離島という環境に不安も戸惑いもありましたが、島の方々は温かく迎えてくださり、礼文の自然は初めて島を訪れた私に様々な顔を見せてくれました。本当にうれしく思うと共に、自分の役割を精一杯果たしていこうと改めて決意し、皆様のお役に立てるように尽力してまいります。


これからどうぞよろしくお願いいたします。

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