2017年5月26日
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2017年05月26日ポン山の山頂の植生保護活動
利尻礼文サロベツ国立公園 今泉潤
こんにちは。北海道北緯45°の離島、利尻島ARの今泉です。
利尻島といえば標高1721mの利尻山が有名ですが、標高444mの「ポン山」というかわいらしい名前の山もあります。山麓の駐車場から徒歩40分ほどで山頂に行けるハイキングコースとして人気がある場所です。来訪者が多ければ植生を傷める機会も増えてしまいます。
そこで毎年5月中旬に地元ガイドのみなさん・町役場の人たちとともに踏み付け予防のための植生保護活動をしています。
活動内容①杭を打ちロープを張って立入り可能範囲の制限
活動内容②サークル状に石を置いて貴重な植生があることを示す
活動内容③看板で明示
登山に尻込みしている人もポン山なら大丈夫かもしれません。ぜひチャレンジしてください。
上級登山者はクールダウンに?下山途中にポン山も訪れて利尻山を別の角度からご覧ください。
作業前のポン山山頂の様子
杭打ち作業 と ロープ張り
利尻山を背景に参加者のみなさんと
パークボランティアとの活動が目白押しになってきた、稚内の青山です。
5月21日(日)に、グリーンウェイブ2017の活動として、「苗木の床替え」作業をしてきました。
グリーンウェイブ2017とは、5月22日(国際生物多様性の日)前後に世界各地の子どもたちの手でそれぞれの学校や地域等で植樹等を行う活動です。
豊富町稚咲内(わかさかない)では、利尻礼文サロベツ国立公園に指定されている砂丘林内の一部で、毎年秋に植樹を行っている場所があります。
グリーンウェイブ2017の活動に賛同するため、今年は春にも活動することになりました。
苗畑には、地域の皆さんで集めたドングリから育てた苗木が所狭しと育っています。
ここから1本ずつ掘り起こし、別の畑に植え直す作業です。
植え直すことで、ヒゲ根がたくさんつくようにし、活着しやすくします。
主役の子どもたちは、
サロベツの自然の中で様々な活動をしている「なまら!!サロベツ∞クラブ」の子どもたちで、
ジュニアパークレンジャーの活動として、一緒に汗を流しました。
子ども用の仕事はありません。大人と同じ道具で同じ作業を、協力しながら頑張りました。
地元稚咲内の方たちと、パークボランティアも含めた全27名で、移植した苗の本数は292本でした。
最初は途方もない作業だと思っていましたが、新たに整列した苗畑がうまれるまで、あっという間の1時間半でした。
秋の植樹が楽しみです! それまで、しっかり根を広げてね~!