2019年6月10日
2件の記事があります。
2019年06月10日イソツツジ開花
阿寒摩周国立公園 杉山万里子
新緑も日に日に濃くなり、初夏を思わせる季節になりました。
今、硫黄山の裾野のつつじヶ原ではイソツツジの開花が進んでいます。
ご存じの方も多いかもしれませんが、つつじヶ原は日本一広いイソツツジの群落として知られています。硫黄山の影響で地温も酸性度も高く、厳しい環境ではありますが、自分の落ち葉を栄養にしながら生育しています。
イソツツジが開花の時期を迎えると喜ぶ虫は誰でしょうか?散策をしているとあちこちからブーンという羽音が聞こえてきます。マルハナバチが忙しく飛び回っています。
散策のおすすめは川湯温泉から続くつつじヶ原自然探勝路です。
片道約2.7キロ、約1時間。途中にあるイソツツジテラスやハイマツデッキに寄り道して景色を味わってくださいね。ゴール地点では硫黄山が待っています!
また、6月10日からは川湯地域の住民による、朝の散策ツアーが始まります。
詳細は下記のポスターをご覧ください。
この季節ならではの景色を観に来られませんか?
みなさま、こんにちは!
礼文担当のアクティブレンジャーの津田です。
6月3日より、香深港フェリーターミナル1階の喫煙室横で環境省アクティブレンジャー写真展を開催しております。北海道の国立公園や国定公園での魅力や環境省の仕事を多くの人に知ってもらえる写真展となっています。是非お立ち寄りください☺
また、会場にはアンケートを設置していますので、ぜひ感想をお願いします。
写真1,2:AR写真展会場(2019/6/1 香深港フェリーターミナル1階)
また、礼文島ではこの時期ならではのお花がたくさん開花しています。
写真3:レブンアツモリソウ(2019/5/28 レブンアツモリソウ群生地)
写真4:レブンコザクラ(2019/5/28 桃岩展望台コース)
礼文島を代表とするラン科のレブンアツモリソウ。美しく可愛らしく元気に咲いています。今年は開花がはやく、もうそろそろ見ごろが終わってしまいそうです。
写真5:ホソバコンロンソウ(2019/5/16 桃岩展望台コース)
写真6:イワベンケイ(2019/5/24 8時間コース)
アブラナ科のホソバコンロンソウは、紅紫色の花びらを持ち、他の植物に紛れるも美しい姿です。
イワベンケイは、ベンケイソウ科の植物で分厚い葉を持っており、岩の上にひっそりと生えりりしい姿を見せてくれます。
写真7:ハクサンチドリ(2019/5/28 レブンアツモリソウ群生地)
現在桃岩展望台コースでは、キンポウゲ科で紫と白のミヤマオダマキや黄色のミヤマキンポウゲのほか、ハナシノブ科で紫色のレブンハナシノブが多く見られます。
今年は天候にも恵まれ花が開花するのが早いようです。もう少しゆっくり花の季節を楽しみたいですね。