2020年2月14日
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2020年02月14日あなたは何問正解??~支笏洞爺国立公園指定70周年記念○×クイズ~
支笏洞爺国立公園 當山真貴子
現在、支笏湖では「千歳・支笏湖 氷濤まつり」が開催されていますが、先日、その会場で「支笏洞爺国立公園指定70周年記念○×クイズ」を実施しました!
※1/25(土)、2/8(土)、2/9(日)の計3回実施。
クイズの内容を一部ご紹介します♪
【Q1】羊蹄山の別名は「蝦夷(えぞ)富士」である。○or×
【Q2】洞爺湖が誕生したのは、今から約11万年前である。○or×
【Q3】支笏湖の食べ物屋さんの商品の一つに「ヒメマスクレープ」がある。○or×
【Q4】本公園に国の天然記念物の「クマゲラ」という野鳥が生息しているが、
その舌の長さは約30cmである。○or× etc...
ちなみに、すべて正解は「○」です。当たりましたか?
残った50名様からオリジナルのエコバック、上位3名様にはオリジナルのロゴ入りシェラカップをプレゼントしました。
簡単な問題からマニアックな問題まで出題し、全問正解者や途中で間違って悔しがる方等、皆さん楽しんで参加していました(^^)
ほんの少しでも支笏洞爺国立公園のことを知るキッカケになれれば良いなと感じた一日となりました。
※氷濤まつりの詳細情報はこちら↓↓
●千歳観光連盟 氷濤まつり情報
http://www.1000sai-chitose.or.jp/icefes.html
●支笏湖氷濤まつり Facebookページ
2020年02月14日支笏湖を擬態化した氷のオブジェ~千歳・支笏湖 氷濤まつり~
支笏洞爺国立公園 當山真貴子
ただいま、支笏湖では「千歳・支笏湖 氷濤まつり」が開催されています♪
昼の全体の様子
よく層雲峡の「氷瀑(ひょうばく)まつり」と間違われることが多い「氷濤(ひょうとう)まつり」・・・笑
まだまだ認知度が低いのかなと感じつつも、「瀑」と「濤」は一体何が違うのか、辞書で調べてみました。
「瀑」とは、「川の水が高い所から落ちて飛び散る所、滝」。
「濤」とは、「大きくうねる波」。
「氷瀑」とは、「凍った滝、氷結した滝、南極などの氷河が流れ落ちている場所」。
「氷濤」とは、「湖の波しぶきで作った氷柱」。
まとめると・・・
☆滝を表した氷のオブジェが「氷瀑まつり」
☆波を表した氷のオブジェが「氷濤まつり」
個人的に上記のような違いで理解しようと思いました。
夜の全体の様子
今年は、雪不足でしたが、製作スタッフの方からは「雪が付着しなかった分、透明度が高く出来が良い」とのこと♪
ただ、今週は気温が上がり、溶けてしまい、氷像内に入るもの(苔の洞門等)は、安全の都合上、制限されていますが・・・毎年、12~14名のスタッフで一生懸命、氷像製作を行っています!
来年も1月下旬頃に開催予定なので、是非お立ち寄り下さい~(^^)/
※詳細情報↓↓
●千歳観光連盟 氷濤まつり情報
http://www.1000sai-chitose.or.jp/icefes.html
●支笏湖氷濤まつり Facebookページ
2020年02月14日支笏洞爺国立公園指定70周年記念 冬の七条大滝自然観察会!
支笏洞爺国立公園 當山真貴子
今年は雪不足で、雪かきの回数が少なかったと感じる今日この頃。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?(^^)
さて、先日(2/2)に千歳市役所さんとの共催行事「冬の七条大滝自然観察会」を開催しました。
※参加者:13名(小学生:3名、20代~60代:10名)
8:00に千歳市役所に集合し、そこからマイクロバスに乗り、七条大滝へ!
七条大滝に続く林道を歩いていると、子供達が素敵なオブジェを見せてくれました(^^)
雪を固めて土台にし、その上にツルアジサイやノリウツギ、イワガラミ等を生け花のように飾っていました♪
大人には思い付かない子供達の発想力の高さに驚かされました☆
目的地の七条大滝を見る予定でしたが、滝壺まで続く階段が凍結し、滑りやすくなっていたため、
昨年度と続き、安全面を考慮し、上から眺める方法となりました。
もし、降りることができた場合は、下のような景色が眺められます。
1/27(月)下見時の様子
小休憩をし、駐車場へ引き返そうとしたその時、マリモのような木を発見!
※クリックすると大きくなります。
謎の丸い塊の正体は「てんぐ巣病」という病気でした。
「てんぐ巣病」とは、樹木、野菜、草花等に発生し、発病すると、枝や茎の1か所または株元から、小枝や小さな葉を多く生じます。病名は、症状が言い伝えで天狗のすみかとされる場所に似ることに由来し、その部分を「てんぐ巣状」と呼んでいます。考えられる病原は二つあり、一つは「糸状菌(カビの仲間)」の一種で樹木に感染します。もう一つは「ファイトプラズマという細菌」で、主に野菜や草花などに感染しているそうです。
今年は、雪不足で、スノーシューは履かず、七条大滝も上から眺めることになりましたが、エゾリスの足跡、赤い実が特徴的なツルウメモドキ、クマゲラが突いた大きな食痕、雪だるまのようなシマエナガ等を見ることができ、参加者の皆さんは、冬の景色を満喫していました。
皆さまこんにちは。
昨年末あたりから、釧路湿原野生生物保護センターの敷地内には、エゾユキウサギが生息しているようで、最近は、毎日増えていく足跡を観察するのが日課となっています。
雪が積もると、このように動物たちの痕跡が見られます。
<写真>昨年末、突如センターに現れたエゾユキウサギとエゾユキウサギの足跡
さて、先日2月11日に、シマフクロウ・タンチョウ・オジロワシ・オオワシ4種における生息環境整備事業の一環として、中標津町市民文化会館にて市民フォーラムを開催しました。
関係者の方々と「何人の方が来場してくれるかな」、「来てくれるといいな」とドキドキしていましたが、100人近くの方々が足を運んでくださいました!
(たくさんの方が聴きに来て下さりとても嬉しかったです。)
<写真>会場の様子
フォーラムでは、『シマフクロウの営み、タンチョウの暮らし~標津川流域に生息する希少な鳥たち~』という題目のもと、シマフクロウとタンチョウの過去から現在までの実情を、シマフクロウの調査・研究を長年されている山本純郎氏、竹中健氏、タンチョウの調査・研究を長年されている百瀬邦和氏に講演いただきました。また、環境省の取組について釧路自然環境事務所より紹介させていただきました。
<写真>講演の様子
<写真>講演の様子
シマフクロウは、かつては北海道全域に1000羽以上生息していたとされています。
その後、開発等により、大木の消失や河川環境の悪化等生息地の環境悪化により70羽近くまで減少しました。
そんな危機的状況から、保護活動が始まりました。
研究者の方々のご尽力と、様々な関係機関の方々のご協力で、現在では、165羽(72つがい+2017年標識ヒナ数。平成29年度環境省発表確認数)と少しずつ生息数が増えてきました。
しかしながら、まだまだ安定的な生息状況にはほど遠く、『保護活動』や『見守る』ということを続けていく必要があります。
今回の講演の中で研究者の方々も言われていましたが、これまで行われてきた個体の保護だけでなく、生息環境そのものを整備していくことが今後特に求められるので、研究者、関係の行政機関、漁業や農業に携わる方々、そして地域に住まれている皆さま全員のご理解とご協力が、必要不可欠であることを強く感じました。