ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2021年1月 5日

2件の記事があります。

2021年01月05日環境省アクティブ・レンジャー写真展をオンラインで開催中

大雪山国立公園 上村 哲也

 2017年に始まり5年目となるアクティブ・レンジャー写真展です。国立公園や希少な野生生物を守るアクティブ・レンジャーが業務の中で触れた美しい風景や愛らしい生物たちを切り取ってきました。自然の大切さとともに私達の働きについて理解をいただきたいと、業務紹介を添えながら続けて参りました。

 2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大という災いに揺さぶられた一年でした。近年、年度の締めくくりに札幌地下歩行空間(チカホ)で写真展と野生生物の保護や携帯トイレの普及など啓発のイベントを開催し、1日限りのふれあいを楽しみにしてくださる方もいらっしゃったところですが、残念ながら今回は開催できませんでした。各地のビジターセンターで開催した写真展へも思うように足をお運びいただけなかったのではないでしょうか。

 ウイルス感染に気を使うことなくご自宅からお楽しみいただけるよう、オンライン写真展を開催中です。

アクティブ・レンジャー写真展 2020~2021 ~北の自然の舞台裏~

開催場所(URL) http://hokkaido.env.go.jp/post_92.html

開催期間 令和2年12月15日(火)~令和3年1月12日(火)

会場でお配りした解説冊子も御覧いただけるようリンクしています。
アンケートにもご協力ください。

よろしくお願いします。

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2021年01月05日大雪山の絶景ベスト3

大雪山国立公園 岩城大洋

みなさん、こんにちは。大雪山国立公園管理事務所の岩城です。

突然ですが、私の日記は今回で最終回となります。

20164月に当事務所に配属され、4年10ヶ月が経ちました。

大雪山国立公園へはさまざまな業務のため入山し、登山道の巡視を行いました。

在職中どれくらい歩いているかをざっと計算したところ、年間約260㎞。

トータルでは1300km分の軌跡を公園内の登山道に残したことになります。

(たぶんもっと歩いていると思います)笑

その中でもっとも思い出に残っているのは2018年の10月に実施した姿見から愛山渓温泉登山口までのピストン(往復すること)。

その距離なんと21.5km。移動時間9時間。天気は時々雪。

大雪山の圧倒的なスケールに心が折れそうになった唯一の山行。でも辛い巡視であったからこそ、今では良き自慢の思い出となっています。

最後の日記では何を書こうかと悩みましたが、最後は私の1300㎞の景色の中のベスト3を紹介したいと思います。

3

「黒岳山頂からの展望」

黒岳7合目から約1時間半登ると大雪山の大パノラマが眼下に。

ここでのんびり雄大な大雪の山々を見ながら食べる昼食が好きでした。

黒岳から足を延ばせばお鉢平展望台があります。

そこからの景色も好きなのでおまけに載せておきますね。

 

2位「大雪高原沼めぐり登山コース緑沼の紅葉」

 

 

良い紅葉の年の沼めぐりコースは格別です。

緑沼で見た青と赤と白のコントラストは最高でした。

1位の前にいろんな大雪山。

 

 

ニセイカウシュッペから黒岳方面。

 

 

ヒサゴ沼付近。

 

 

秋の草紅葉。

 

大雪山の中間地点。

 

 

沼ノ原大沼。

 

銀泉台のナナカマド。

 

 

トムラウシ山。

 

 

10月中旬の黒岳。

 

次はいろんな山頂。 

黒岳。

化雲岳。

トムラウシ山。

赤岳。

お待たせしましたがいよいよ第1位の発表です。

♪ダラララララ・・・・・♪ジャン♪

 第1位「青い南沼」

 

トムラウシ温泉短縮口から天人峡までを12日の日程で巡視を実施した時の夕日が沈む前の南沼はほんとに神秘的で今でも心に残っています。

 

以上が私の思い出の大雪山ベスト3です。

みなさんも是非訪れてみてくださいね。

最後に

僕の人生の中で大雪山はいつもそばにありました。

初夏には母と山登りをし、紅葉時期には旭岳ロープウェイで紅葉狩りをし、冬には白金温泉でスキーをするのが毎年の決まりごとでした。

そこにはいつも違う風景があり、未熟だった僕は雄大な大雪山に触れながら成長しました。

大人になり、実際に大雪山国立公園の管理運営に携われたことは僕にとって誇りでした。

今後はこの経験を生かし新たな職場でもチャレンジし成長したいと思っています。

みなさん、長い間ありがとうございました。

また、いつかどこかでお会いしましょう。

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