報道発表資料

2012年01月16日

希少猛禽類の鉛中毒発生について(お知らせ)

環境省釧路自然環境事務所

  野生生物行政の推進につきましては平素よりご協力頂き厚く御礼申し上げます。
 さて、当所ではオジロワシ・オオワシ保護増殖事業の一環として、傷病個体の収容及び各種検査を実施し、事故原因の究明と改善に努めているところです。
 このたび、(別紙)のとおり収容があり、釧路湿原野生生物保護センターにおいて血液による鉛中毒簡易検査を行ったところ、いずれも高濃度(0.6ppm以上)レベルでの鉛が検出されました。収容地点近傍で違法に鉛弾を使用したエゾシカ猟が行われている可能性もあることから、関連行政機関に対してハンターへの指導徹底とパトロールの強化に関する注意喚起を行いました。
 平成16年度狩猟期間より、ワシ類の鉛中毒死の発生を根絶するために、北海道内ではエゾシカ用に限らず、全ての狩猟において大型獣捕獲用の鉛ライフル弾及び鉛散弾の使用が禁止されていますが、引き続き啓発についてご協力のほどお願いいたします。

1) 血液中濃度による鉛中毒の判定(ワシ類鉛中毒ネットワークによる暫定判定基準)

  • 非中毒 0.1ppm未満
  • 鉛暴露 0.1ppm以上 0.6ppm未満
  • 鉛中毒 0.6ppm以上

2) 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律第15条第1項の規定による指定猟法、北海道告示第754号(平成16年8月20日)

(別紙)

希少猛禽類の傷病収容状況

  • 日時 : 平成23年12月29日9時45分
  • 種類 : オオワシ
  • 場所 : 鶴居村下久著呂
  • 状況その他: 28日夕方、民有地(牧場)の敷地内に降りているオオワシを発見、翌日も飛べずにいたことから個体を収容。血液による鉛中毒簡易検査結果で「high(0.6ppm以上)」であったため、解毒等の処置を行うが、収容日翌日に死亡。
  • 日時 : 平成23年12月29日9時30分
  • 種類 : オジロワシ
  • 場所 : 浦幌町厚内
  • 状況その他: 住宅敷地内で動けずにいるオジロワシを住民が発見。通報を受けて浦幌町役場職員が収容し、おびひろ動物園に搬送。鉛中毒が疑われたことから翌30日に釧路湿原野生生物保護センターに移送、血液による鉛中毒簡易検査結果で「high(0.6ppm以上)」であったため、解毒等の処置を行うが、収容日翌日に死亡
  • アクティブレンジャー日記 北海道地区(リンク)
  • 環境省Twitter(リンク)
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