報道発表資料

2018年04月27日

(お知らせ)平成29年度国内希少野生動植物種シマフクロウ、タンチョウ、オジロワシ及びオオワシの傷病個体収容結果について

 環境省では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律で国内希少野生動植物種に指定されているシマフクロウ、タンチョウ、オジロワシ及びオオワシの保全に資するため、傷病個体(死体を含む)が発見された際には収容し、現場状況や収容個体を調査し原因の解明に努めています。平成29年度までの収容結果について、下記の通りお知らせします。

1.シマフクロウ(別紙1)

 収容件数は横ばいとなっています。シマフクロウの生息個体数自体は回復傾向にありますが、依然として本種は確認個体数約165羽(これまでに確認されたつがい数×2+平成29年度の標識ヒナ数)と極めて少ないことから、今後とも保全を図っていくことが必要です。平成29年度は1羽の収容がありましたが、死体の大部分が欠損していたため、詳細な収容原因は不明です。

2.タンチョウ(別紙2)

 収容件数は、年度によって上下の変動はありますが、平均すると27羽程度が毎年継続的に収容されています。タンチョウの生息個体数は、環境省が毎年実施している越冬分布調査において、平成29年度には1,137羽が確認されました。一方、平成29年度は37羽の収容があり、平成12年度以降では最も多い件数となりました。収容原因としては、「交通事故」が最も多く13件となりました。タンチョウは道路を横断するときの歩みや飛翔するタイミングが遅いため、運転手が気づいて速度を落としても逃げ遅れる場合があります。タンチョウが確認されている場合は注意深く運転を行っていただきますようお願いいたします。また、その次に多いのが「電線衝突」で11件発生しました。

3.オジロワシ(別紙3)

 収容件数は増加傾向となっています。平成29年度は、39羽の収容があり、平成12年度以降では最も多い件数となりました。収容原因として最も多いのは「列車事故」で12件であり、過年度と比較しても多くなっています。次に多いのは「風車衝突」で7件、「交通事故」及び「感電事故」はそれぞれ3件となっています。

4.オオワシ(別紙4)

 収容件数は、年度によって上下の変動はありますが、平均すると17羽程度が収容されています。平成29年度は、27羽の収容があり、平成12年度以降では最も多い件数となりました。収容原因として最も多いのは、オジロワシと同様「列車事故」で11件であり、過年度と比較しても多くなっています。次に多い「不明衝突」及び「感電事故」はそれぞれ4件発生しました。また「鉛中毒」、「鉛暴露」はそれぞれ1件でした。

なお、収容結果は平成30年3月31日時点までの状況を取りまとめたものであり、今後、剖検の実施等により収容原因別の件数は変わる場合があります。

添付資料

■ 問い合わせ先
平成30年4月27日(金)
環境省 北海道地方環境事務所
所長: 德丸 久衞
野生生物課長: 田口 和哉
野生生物課課長補佐: 小田嶋 仁

環境省 釧路自然環境事務所
所長: 安田 直人
次長: 徳田 裕之
野生生物課係員: 靏田 奈津希(担当)
電話(0154)32-7500 FAX(0154)32-7575

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