報道発表資料

2019年04月26日

(お知らせ)平成30年度国内希少野生動植物種シマフクロウ、タンチョウ、オジロワシ及びオオワシの傷病個体収容結果について

 環境省では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律で国内希少野生動植物種に指定されているシマフクロウ、タンチョウ、オジロワシ及びオオワシの保全に資するため、傷病個体(死体を含む)が発見された際には収容し、現場状況や収容個体を調査し原因の解明に努めています。平成30年度までの収容結果について、下記の通りお知らせします。

1.シマフクロウ(別紙1)

 収容件数は昨年度比6羽増の7羽となっています。収容原因としては「交通事故」が最も多く3件でした。シマフクロウの生息個体数自体は回復傾向にありますが、依然として本種は確認個体数約165羽と極めて少ないことから、今後も保全を図っていくことが必要です。

2.タンチョウ(別紙2)

 収容件数は、年度によって上下の変動はありますが、平均すると27羽程度が毎年継続的に収容されています。平成30年度は33羽の収容があり、収容原因としては、「交通事故」が最も多く7件となりました。タンチョウは道路を横断するときの歩みや飛翔するタイミングが遅いため、運転手が気づいて速度を落としても逃げ遅れる場合があります。タンチョウが確認されている場合は注意深く運転を行っていただきますようお願いいたします。また、その次に多いのが「列車衝突」、「不明衝突」、「フェンス等」でそれぞれ6件発生しました。

3.オジロワシ(別紙3)

 収容件数は、昨年度比14羽減の25羽となりました。収容原因として最も多いのは「列車事故」の9件であり、昨年度に引き続き最大原因となっています。次に多いのは「交通事故」の5件、「感電事故」の3件となっています。また、「鉛中毒」と「鉛暴露」はそれぞれ1件でした。北海道では、鉛弾の使用に加え、所持についても平成26年10月1日から禁止しております。平成31年3月31日時点においても鉛中毒等が発生しておりますので今後も注視していく必要があります。

4.オオワシ(別紙4)

 収容件数は、昨年度比5羽増の32羽となり、平成12年度以降では最多となりました。収容原因として最も多いのは、オジロワシと同様「列車事故」の8件であり、次に多いのは「交通事故」の4件でした。また、「鉛中毒」は2件、「鉛暴露」は1件でした。

なお、収容結果は平成31年3月31日時点までの状況を取りまとめたものであり、今後、剖検の実施等により収容原因別の件数は変わる場合があります。

添付資料

■ 問い合わせ先
環境省 北海道地方環境事務所
所長: 三村 起一
統括自然保護企画官: 大林 圭司
野生生物課課長補佐: 若松 徹

環境省 釧路自然環境事務所
所長: 安田 直人
次長: 徳田 裕之
野生生物課係員: 内野 祐弥(担当)
電話(0154)32-7500 FAX(0154)32-7575
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