ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2007年6月11日

2件の記事があります。

2007年06月11日ボッケの森のこみち

阿寒摩周国立公園 阿寒湖 福井 絵美

6月8日(金)

  今日は、ボッケの森の巡視の日。昨日に巡視した際に、森のこみちの自然解説板が汚れていたのを確認したため、今日は、その清掃作業とともに巡視を行うことにしました。   

  この自然解説板は、阿寒湖畔エコミュージアムセンターの施設の一部であり、自然公園財団が維持管理を行うことになっています。清掃には、自然公園財団のスタッフと協力して作業にあたりました。


Before(ビフォー) 汚れた自然解説板

  春の雪解けとともに土やホコリだらけで文字が読みづらくなっている看板を、ひとつひとつ丁寧に雑巾で拭いていきました。




自然解説板の清掃作業の様子

  汚れたモノを綺麗にする。なんだか気持ちも晴れ晴れしてきました。



After(アフター) 綺麗になった自然解説板

  

  ふと、森のこみちの脇に視線を向けると、エゾオオサクラソウやニリンソウなどのたくさんの野花たちが見頃を迎え咲いていました。清掃作業は、頑張りの甲斐あって自然と心が和むひとときでした。



エゾオオサクラソウ

  皆さんも森の成り立ちなどの自然解説板を読みながらボッケの森のこみちを散策してみてはいかがでしょうか。

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2007年06月11日大平山合同パトロール

支笏洞爺国立公園 洞爺湖 加藤 康大

 6月8日(金)、後志管内島牧村の大平山(おおひらやま。正しくは「おおびら」らしい。)合同パトロールに参加。
 今回のパトロールは、後志支庁、後志森林管理署、島牧村、エコ島牧と合同で、登山道の整備や危険箇所・立ち入り禁止箇所のロープ張り、植生状況のチェックを行った。
 大平山は、石灰岩による独特の植生・生態系を持つ山。天然のブナ林やオオヒラタンポポ、オオヒラウスユキソウなどの植物、またカドバリヒメマイマイという殻が平らなカタツムリなど、貴重な動植物に出会うことができる。
 しかし非常に残念ながら、心ない登山者による盗掘が後を絶えない。地元ガイドによると、昨年も盗掘痕や、移植ゴテまで見つかったそう。
 また、登山道は非常に急峻で、足場の悪い箇所も多く、ちょっと花を見に…という気軽な気持ちで登る山ではない。
 マナーを守った登山、環境への配慮をお願いしたい。

810m第一ピークから望む大平山ピーク。

カドバリヒメマイマイ。

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