ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2007年8月29日

3件の記事があります。

2007年08月29日日本一早い紅葉時のマイカー規制のお知らせ

大雪山国立公園 上川 大久保 智子

リレーのバトンをつなぐように、雪解け後から咲き競ってきた高山の花たちも終盤を迎え、あちこちで実を見るようになり、ちらほら秋の気配を感じることが増えた大雪山です。
気温が低くなり、これから日本一早い紅葉を迎えます。
気象や気温の変化によって、毎年、紅葉の染まり具合も違います。
今年はどんな彩りを見せてくれるのでしょうか?
楽しみですね。

今年も高原温泉線、銀泉台線の林道の紅葉時のマイカー規制を行います。
ご協力をおねがいします。
詳しくはこちらをご覧下さい。

赤岳山頂から五色平を望む
(2005年度の紅葉の様子)

赤岳第一花園の紅葉
(2005年度の紅葉の様子)

高原沼巡りコースの滝見沼の紅葉。
(2006年度の紅葉の様子)

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2007年08月29日「ボッケの森」の毎木調査開始!

阿寒摩周国立公園 阿寒湖 福井 絵美

  8月27日(月)。晴れ。本日の業務は、10月14日(日)に予定されている阿寒湖畔エコミュージアムセンター運営推進協議会主催イベント「ボッケの森のエゾシカ被害木調査体験」の準備調査です。
 
  調査を行ったのは、ボッケの森を知り尽くす阿寒湖パークボランティアの大石さんと自然公園財団スタッフの小薬くんとの3人です。


毎木調査をする大石さんと小薬くん

  調査を始めた場所は、阿寒湖畔の観光スポットのひとつ、アイヌ語で煮え立つという意味を持つボッケ(泥火山)周辺の樹木の毎木調査です。毎木調査では、樹木1本1本の樹種、樹高、胸高直径などを調べていきます。これは、ボッケの森の樹木がエゾシカにどれだけ樹皮を食べられているかを知るための大切な調査です。   


ボッケ(泥火山)


奮闘中の福井AR

  ボッケ周辺にはヤケドなどの危険防止のため柵が設置され、今回はその柵内部の樹木を調べました。普段なかなか見ることのない角度からのボッケはまた新鮮で、木漏れ日でボッケの表面がキラキラしていました。調査場所では、傾斜のある足下が不安定な場所なので、調査は予想以上に時間がかかりました。少しバランスを崩せば、ころころっと転がってしまいそうな箇所もありましたが、それでもなんとか木にしがみついたり、ふんばったりでなんとかめどをつけて本日の調査を無事終えることができました。大変ではありましたが、普段なかなか見ることのない角度からのボッケがとても新鮮に映りました。イベントの本格的な準備はこれから。私たちの奮闘はまだまだ続きます。


木漏れ日とボッケの森

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2007年08月29日阿寒湖の湖岸清掃

阿寒摩周国立公園 阿寒湖 福井 絵美

 8月26日(日)、阿寒湖パークボランティア活動で阿寒湖の湖岸清掃に巡視を兼ねて参加してきました。今回の清掃活動では、シュリコマベツ湾付近の湖岸からゴミ拾いをしました。胴長を着て、ゴミ袋、火箸を持ち、お昼ご飯をつめたリュックなど準備を整え、阿寒湖畔エコミュージアムセンターから午前10時頃に出発。


阿寒湖の湖岸を歩く

 午前10時30分頃に現場に到着し、阿寒湖の湖岸に沿って歩きながらゴミ拾いを開始しました。ごつごつした石ころだらけの湖岸沿いを注意しなら進んでいくと、右斜め前方には、阿寒湖とフップシ岳、雌阿寒岳、雄阿寒岳など、輪郭がくっきりとした山々を眺めることができます。


阿寒湖とフップシ岳

 湖岸沿いには、土にうもれかかったペットボトルや空き缶、ビニール、ロープ、またタイヤやドラム缶、古くさびついた鉄くずなど、さまざまな大型ゴミも多く目につきました。こういった大型ゴミの運搬に最適なのは、カヌーです。カヌーであれば、大きなドラム缶もスイスイ運べます。


ゴミをカヌーに積み込む


ドラム缶も難なくスイスイ

 清掃活動は午後3時頃終了し、回収されたゴミを車の荷台に積み込みました。阿寒湖畔エコミュージアムセンターに戻り、今度はゴミの分別作業。可燃と不可燃、そしてドラム缶やタイヤなどの大型ゴミと分けていきました。最後は、本日の収穫?(回収したゴミ)の前で記念撮影!みなさんお疲れ様でした!

  今回ゴミを回収した場所は、一般車両や一般の方は通行規制がなされているところです。湖岸といったなかなか足を踏み入れにくい場所でもあり、さびついた鉄くずなどの状態から、かなりの月日の経過が伺えることなどから、なかなかゴミを回収することが困難な場所であると思います。そういった意味で今回ゴミの回収ができたことは良い事なのですが、こういったゴミ回収をする人の労力が報われるためにも、日頃から「ゴミは捨てず、持ち帰る」といったひとりひとりの習慣、認識を持つことが大切です。



記念撮影!お疲れさまでした!

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