北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
それを見て、雪と植物の関係や、雪と共に生きている植物たちのたくましさに気がつきました。
チングルマは、夏期の遅くまで雪が残る「雪田植生」といわれる場所に広域にわたりお花畑を作ります。雪が無い状態の期間が短いので、雪が溶けたところから、花を咲かせて種を結ばなければなりません。こういった植物を「雪田植物」と呼んでいます。
残っている雪も重要な役割をもっていて、高山植物に水を供給して、お花畑を養う貴重な存在でもあります。
雪田植物は雪と上手につきあって未来へと子孫を残していきます。
エゾノツガザクラも雪田植物です。