2008年8月 6日
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2008年08月06日羅臼湖に入る際のお願いです
知床国立公園 羅臼 木村 慈延
今年も羅臼湖の入り口に、路上駐車を遠慮していただくための看板を設置しました。このような看板を設置しているのは、羅臼湖の入り口に駐車場が無いためです。特に夏は多くの方が利用するので、1台の車が路上駐車すると他の車も続いて駐車してしまい、道路が渋滞して大変危険です。このような事態を避けるためにも、マイカー・レンタカーをご利用の方は、知床峠の駐車場に駐車のうえ入り口まで歩いて頂くか、バス・ハイヤーのご利用をお願いしています。羅臼湖へお越しの方々には、大変お手数をおかけしますが、ご協力下さいますよう、どうぞ宜しくお願い致します。
*バス・ハイヤーをご利用の場合、羅臼湖までの所用時間は、羅臼からは約20分、ウトロからは約30分になります。
●バスを利用される場合
斜里バス(ウトロターミナル) TEL:0152-24-2054
阿寒バス(羅臼営業所) TEL:0153-87-2046
●ハイヤーを利用される場合
羅臼ハイヤー TEL:0153-87-2002
ウトロ観光ハイヤー TEL:0152-24-2121

看板設置後

雄大にそびえ立つ羅臼岳
峠から羅臼湖入り口までの区間で撮影したものです。峠から羅臼湖の入り口までは徒歩で片道約1時間の道のりですので、歩かれる方はくれぐれも車にはお気を付け下さい。また、世界的にみても高密度のヒグマ生息域である知床では、ヒグマに関する知識と対策も万全にしてお越し下さい。
*バス・ハイヤーをご利用の場合、羅臼湖までの所用時間は、羅臼からは約20分、ウトロからは約30分になります。
●バスを利用される場合
斜里バス(ウトロターミナル) TEL:0152-24-2054
阿寒バス(羅臼営業所) TEL:0153-87-2046
●ハイヤーを利用される場合
羅臼ハイヤー TEL:0153-87-2002
ウトロ観光ハイヤー TEL:0152-24-2121

看板設置後

雄大にそびえ立つ羅臼岳
峠から羅臼湖入り口までの区間で撮影したものです。峠から羅臼湖の入り口までは徒歩で片道約1時間の道のりですので、歩かれる方はくれぐれも車にはお気を付け下さい。また、世界的にみても高密度のヒグマ生息域である知床では、ヒグマに関する知識と対策も万全にしてお越し下さい。
望岳台から歩き始めると、足下はごろごろの岩だらけです。でも良く見ると岩の間にはマルバシモツケやウラジロタデの白い花も見られます。
岩場の斜面を登り雲の平に入ると植物が増え、エゾオヤマノリンドウ・ミヤマアキノキリンソウ・ミヤマリンドウ・イワギキョウといった秋の花が次々と咲き始めていました。
遠目に見ると濃い緑色の美瑛岳中腹を通り、美瑛岳の山頂に着くと目の前には荒々しい山容の十勝岳連峰が連なっています。美瑛岳から十勝岳へと続く登山道は岩場や砂礫地が多く、特に平ヶ岳周辺は草木も生えない砂礫地が広がり、「砂漠に迷い込んだのでは」と錯覚を起こすような光景が広がります。
岩場から高山植物帯、砂礫地と、わずか数時間歩く間にこれだけの景色・環境の変化を味わえるのはすごい事です。これは大雪山を歩いているといつも感じる事ですが、同じ大雪山の中でも少し場所が変わっただけで生えている植物が違い、同じ植物でも場所が変わると色が微妙に違っていたり、生息する動物の種類や数が違ったり、景観も、なだらかで広がりのある景観、爆裂火口を目前に望む荒々しい景観と、大雪山は変化に富んだ様々な顔を持っています。多様な自然が織りなす素晴らしい景色や新しい発見、知れば知るほどもっと知りたくなる、この奥深さが大雪山の魅力だと思います。
ペンキ塗りの作業中に出会った人達に「大変な仕事ですね。でも楽しそう」と言われました。そう、楽しい仕事なんです。アクティブレンジャーって。