北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
今回の講師は、旭岳ビジターセンター職員の田上千尋さん。参加者総勢16名ほどで、夏の旭岳温泉の探勝路を昆虫と植物を探す旅に出かけました。
常連で参加されている方から今回初めての方まで、いろいろでしたがやはり皆さん誰もが自然に親しんでみたいという気持ちで参加された方、講師の話を熱心に聞き入っていたようです。
まずは、途中の忠別ダムから旭岳を観察。あそこにこれから行くんだ・・・。
自然探勝路にて植物の説明や旭岳の生い立ちなどを聞き入る参加者の皆さん
通常、歩くだけなら30分ほどで歩けるコースですが、普段は気付かないような植物や昆虫を見つけたり、ヒカリゴケを探したりと2時間近くの散策でした。
姿見の池を目指して旭岳に来る方々が多いですが、静かに森の中を歩いてみたい方にはこちらの探勝路もお勧めかと思います。
旭岳温泉でも早いところはマイヅルソウの実がなり始めていました。
心配していたヤブ蚊も思ったほどではなく、森の涼しい風が吹く中での自然観察会でした。
自然の中を歩いてみたいけれども一人では…、と思っている方が多いと思います。気軽に参加できるこのような観察会をもっと増やしていければと感じた一日でした。
次回は10月の紅葉時期の開催になりますので、またぜひ皆さん参加してください。