北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
7月中ずっと雨が続いていた羅臼でしたが、当日は快晴!
まず最初に、ビジターセンター裏で登山中の注意事項や「国立公園とは」の解説をおこなった後、第一の壁に向けて出発しました。
「日本にはいくつ国立公園があるでしょう~?」と中川保護官。
道中はアクティブレンジャーが主に点検している利用者カウンターや、動植物の解説を交えて歩きました。街を見おろす里見台や知床横断道路が見えるハイマツ原からの眺めは、参加した方々にも大変喜んでいただけました。
野鳥の解説をする後藤AR。当日に声を聞くことが出来たウグイスやシジュウカラなどの話で参加者と盛り上がりました。
目的地の第一の壁に到着。この辺からやっと羅臼岳のてっぺんが見えます。
「やっぱり山頂は遠いねぇ」と一同、妙に納得。
さて、ここでは参加者の皆さんにクイズを出しました。
題して「ここまで何m登ったでしょう?クイズ!!」・・・そのままですね。ビジターセンターから第一の壁までは約540mの標高差がありますが、単に標高差だけ言われても実感が湧きにくいと思い、身近な建物に換算すると何個分に相当するのか考えてみました。
ちなみに…540mは、例えば羅臼にある羅臼灯台では32.5個分に相当します。参加した方々からは「面白い」、「分かり易い」と好評を頂くことが出来ました。
今回の観察会では天候に恵まれた事を始め、参加者の皆さんと一緒になって楽しみながら登れたことが非常に良かったと感じました。また事務所のスタッフもそれぞれ得意な分野があり、参加者の興味にもある程度答えられたのかな!?と感じます。次回に向けて課題も見つかりましたが、参加してくださった方からの暖かい言葉を頂けたことが今後の励みになりそうです。
参加者のみなさん、ありがとうございました。
また、今年度の観察会は10月中旬頃と、1月下旬頃にも予定していますので、興味を持たれた方は是非ご参加ください。詳細が決まりましたら、またAR日記やホームページを通してお知らせします。