北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
ついこの間、紅葉が始まったとお伝えしたばかりのような気がしますが、山ではもうすっかり季節は冬に向かっているようです。
標高の高い旭岳や十勝岳方面に行かれる方は、そろそろタイヤも冬タイヤが必要な時期となりましたので、くれぐれもご注意を。
現在の東川周辺の紅葉前線はかなり下まで来ました(10月6日撮影)。写真は忠別ダム周辺の様子。週末の台風が心配です…。そろそろ見ごろを迎えるころですが・・・。
こちらはおなじみの中岳温泉。まさにここでは今、日本一早い雪見の露天風呂というところでしょうか。すでに登山道は積雪状態になってしまっているので、行くとすれば旭岳周辺を熟知している方でないとおススメ出来ませんが。
新雪の上で珍しいものを発見しました、氷河期の落とし子といわれるダイセツタカネフキバッタです。バッタ目イナゴ科の一種で日本では北海道の高山帯にのみに分布しており、国外ではロシアのバイカル湖周辺から極東地方に分布しており、羽根がないというのが特徴の“あの”バッタです。秋に産み付けられた卵の中で冬を越し7月上旬に孵化して、成虫として見られるのは8月上旬から9月下旬くらいといわれているようですが、「こんな寒い中、よう頑張った」と言ってあげたいです!が、いよいよ雪が降ってきてしまい凍えて動けなくなっていたようです…(合掌)。また、来年元気な姿を見せてください。
寒い中、良く頑張っていましたタカネフキバッタ