北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
計測されたデータは、異常な数値がないかを確認した上、知床国立公園内の利用者数として会議や報告書の資料として役立てられています。
数日前、海岸線に設置しているカウンターを撤去するため、石浜の海岸を歩いていると、足下に1株だけエゾオグルマが咲いているのを発見しました。本来は8-9月頃に花を咲かせる植物ですが、今でも綺麗に咲いていることに驚きました。まるで冬の訪れを拒むかのようにひっそりと咲く様子は儚げで、どこかもの悲しくも感じられました。
1輪だけ咲いていたエゾオグルマ
最近の天気は、雪が降ったり融けたりの繰り返しです。平地でも完全に冬景色になったかと思うと、すぐに葉っぱの落ちた秋の景色に戻ったりしています。ただし、いつ雪が降ってもおかしくない時期ですので知床を始め、北海道に訪れる方は冬の準備を整えた上で、安全運転でお越し下さい。