北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
アザラシの骨
短い足が特徴的です(右側が足です)。
腰をくねらせ、足を水平にふって泳ぐ姿が想像できるでしょうか・・・。
ミンククジラの死体
小型のヒゲクジラの仲間です。成獣の体長が約10mほどなのに対して、このクジラは4~5mほどしかありませんでした。荒波にもまれることで弱い子供のクジラが死んでしまうことがあるそうです。
クジラの死体のまわりにはキツネやカラスなどの足跡がたくさん付いていました。海獣類の漂着死体は陸上の動物たちにとって、貴重な餌となっているのです。
この様な海と陸の生きもののつながりは、知床の生態系の特徴でもあります。
冬になると飛来してくるオオワシにとってもうれしいごちそうです!
*クジラなどの海岸に漂着した死体はヒグマを誘引することがあります。見つけても安易に近づかないように注意しましょう。