北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
1件の記事があります。
ページ先頭へ↑
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
生きものも本格的に活動を始める季節です。四十三山でも冬眠から目覚めたばかりのニホントカゲが日光浴をしているところを発見しました。ニホントカゲはみなさんご存じですか?全国的に広く分布しているトカゲ目トカゲ科です。一般的にオスは3月初旬に冬眠から目覚め、メスが1~2ヶ月後遅れて現われ交尾が行われます。石の下や木の根元などの巣穴を作って5~16個を産卵します。
ニホントカゲのオスの成体。体の表面に光沢があり、体が太い。小さく尾が青いのは子どもです。
これとよく間違われるのはトカゲ目カナヘビ科のニホンカナヘビです。ヘビといってもトカゲですが、見分け方としては、細身で鱗に光沢がなくカサカサしています。また子どもの尾は青くありません。どちらも昆虫やクモなどを食べます。
四十三山山頂にある展望台。早春や晩秋に羊蹄山や中島を見ることができます。
四十三山の季節情報は洞爺湖ビジターセンター内でも随時お知らせしています。歩かれる前にぜひビジターセンターへお立ち寄りください。
歩道上に見られるキツネかタヌキのため糞。タヌキは特に同じ場所に糞をする習性があります。お行儀が良いようです?!