ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2011年4月19日

2件の記事があります。

2011年04月19日知床五湖登録引率者シーズン前研修

知床国立公園 ウトロ 山本 雄

今年から、知床五湖の利用が変わります。

5月10日~7月31日をヒグマ活動期、8月1日~10月20日を植生保護期とし、利用調整を行うようになります。
ヒグマの活動が活発な時期(「ヒグマ活動期」)は、これまで遊歩道がしばしば閉鎖されていました。
これまで閉鎖がちであった遊歩道に、ヒグマの対処技術をもった引率者(知床五湖登録引率者)が付くことで、より安定的にそして安全に歩けるようになります。

(詳しくはこちらのHPをご確認ください → http://shiretoko-whc.jp/goko/ )

知床五湖を案内する登録引率者になるためには、研修や訓練が必要となります。
ヒグマと遭遇した場合の無線研修、模擬遭遇訓練、ケーススタディなどを行い、その後引率者登録試験(ペーパー試験と実地試験の両方)を受けることになります。

4月18日は登録引率者となった方々のシーズン前研修があり、一日その研修に同行してきました。
今回の研修は、利用制度の再確認、五湖地域でのヒグマの現状などの講習、ヒグマに遭遇した場合の無線機の使い方の確認、そして、実際に知床五湖のルートを歩き、ヒグマとの遭遇回避法や歩道の確認という内容でした。

五湖の遊歩道を歩いている時、
「この木は倒れてきそうだから、何か対応をしよう」
「ここに木道があれば、人の流れを作れる。そうしたら、遊歩道以外への踏みつけを防ぐことができる」
そのような会話がありました。

目に見えないことを予想して考え、それに対応して動く。
一朝一夕にできることではありませんが、その意識を持って日々の巡視を行いたいと思いました。
勉強になった1日でした。


午前中に行われた研修の様子

知床五湖の遊歩道にて

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2011年04月19日春の気配

知床国立公園 ウトロ 伊藤典子

本日、フレペの滝遊歩道の巡視をしたところ、青空なのに、雪が・・・。最近、春の訪れを感じるようになってきた知床ですが、数日前に雪がドカッと降りました。本日は、風は冷たいのですが、暖かな日差しが差しました。そこで、積もった雪が勢いよく溶けて頭の上に降りそそぐ。空から降る今日の雪は、春のもの。足元に積もった雪も、冬にみるサラサラのものではなく、水分をたっぷりと含んだ、春のもの。
 




春を告げる色を見つけようと辺りを見回してみましたが、まだ、確認することはできませんでした。代わりに、今の時期、多く目にするのは、鮮やかな黄色や白い木の幹の色。犯人は、エゾシカです。
グルリと一周、皮を食べられてしまうと、木は立ったまま、枯れてしまいます。そんなことのないように、柵で囲ったり、ネットを幹に巻いたりと、多くの努力は続けられていますが、全ての木に対して対策がされているわけではありません。
シカも待ちに待った春です。これから鮮やかに色づいてくる知床の変化が楽しみです。

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