北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
町中で雨に降られると憂鬱ですが、森の中で雨に降られるとワクワクします。
道を進むと活発に動くたくさんのカタツムリに出会えました。
まず、茶色い殻のエゾマイマイ(※1)、
うす茶色に茶色のたてじまの殻もエゾマイマイです。
そして、乳白色に茶色い3㎜~4㎜のたてじまの殻で,
体に茶色いたてじまがあるのがサッポロマイマイ(※2)です。
茶色い殻のエゾマイマイ
たてじまの殻のエゾマイマイ
体にも茶色のたてじまがあるサッポロマイマイ
カタツムリの仲間は晴れの日が続くと殻の中に体を引っ込めて、殻の入口に粘液の膜を張り乾燥から身を守ります。
雨の日や雨上がりの日の四十三山は石段が滑りやすいので十分に注意してください。
※1エゾマイマイ(学名:Ezohelix gainesi)
軟体動物門 マキガイ綱 マイマイ(柄眼)目 オナジマイマイ科
北海道に生息し殻の大きさは約4㎝に成長する。外敵には強い粘着力のある泡を分泌し抵抗する。
※2サッポロマイマイ(学名:Euhadra brandtii Sapporo)
軟体動物門 マキガイ綱 マイマイ(柄眼)目 オナジマイマイ科
北海道中部から南西部に生息する。湿度の高い山林の木の上など見かける。
準絶滅危惧種に指定されている。