北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
ほとんどが流氷上にいたワシたちです。
流氷が接岸するまでの調査では、川沿いや道路沿いの木にとまっている姿をよく見ましたが、今は流氷が押し寄せ、川も氷で覆われてしまっています。ワシたちはえさを見つけるのに容易な、海が開いているところに移動しているのでしょう。
巡視や調査の時には、双眼鏡は欠かせません。実際のワシ調査では、倍率の高いスコープも持って行きますが、双眼鏡は常に首にかけていつでも覗けるようにしています。
流氷上のワシはかなり遠くにいることがあり、肉眼ではいるのかいないのか分からないこともあります。そんな時も、双眼鏡。
何気なく流氷を見ていただけでは気づかなくても、双眼鏡で探してみると、「あ、あっちにいた」「こっちにも」と発見できることがよくあります。
ワシに限らず、動物や自然風景そのものも双眼鏡を使って見てみると、新たな発見があるかもしれません。逆さにして使えば、ルーペにもなりますし。
皆さんも、知床にくる際には、リュックの中にひとつ入れておくと楽しみが広がりますよ。
双眼鏡を使って、ワシを探し中