北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
しかし、やはり空腹には勝てず、初めは餌を飲み込むとすぐに水槽のすみに戻って口をモグモグさせていましたが、次第にその場で食べ始めるようになり、やがて自動給餌器が動き出す音に反応して、真下で待ち受けるようになりました。
ちなみにティラピアを下から撮ると、こんな感じです。
金魚のようですね。
「魚眼」の視野の広さが良くわかります。
さて、人前に出しても大丈夫そうになったので、やっと阿寒湖畔エコミュージアムセンター(以下、EMC)で展示です。
保護官事務所から展示スペースまで数十mしかないのですが、総重量百数十kgの水槽一式をそのまま移動することは出来ません。
魚を取り出し水を抜き、接続機器を外して水槽をどかし、EMCスタッフに手伝ってもらって水槽台を動かし、再度水槽セッティングのやり直しです。
水槽セッティングが終わると、今度は掲示資料の用意です。
事前に作成しておいた、「オンネトー湯の滝」や「外来生物」についての説明資料を、水槽の周りに掲示していきます。
(ちなみに資料の一部はこちらから引用しました→http://www.env.go.jp/nature/intro/index.html)
両サイドの掲示ボード以外にも、水槽上部のライトや自動給餌器を目隠しする役割も兼ねて、水槽の上にもラミネートした資料を載せてみました。
展示に必要な物品の調査からスタートすること4ヶ月近く、やっと展示にたどり着きました。
EMCの入口右手前方にある、「阿寒カレンダーサロン」コーナーに展示中です。
阿寒湖来訪時には、ぜひ「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」にお立ち寄りください。
この「悪戦苦闘中」シリーズ、今回で一段落と思っていたのですが、展示開始後もいろいろと問題が…。
ということで、次回「⑤~初期トラブル編~」に続きます。