2012年5月23日
3件の記事があります。
2012年05月23日公園看板破損 before after
大雪山国立公園 上士幌 三浦 武
3月まで全面結氷していた然別湖も今月すべての氷がなくなり春の風景になってまいりました。
雪解けとともに姿を現した国立公園看板が無残な姿をさらしているというので早速現地へ。
なんとまあ残念な姿。昨年の春にもすこしずれが生じていたので修復したのですが一冬でこのありさま。
雪の重みってすごいのね~と感心している場合じゃない。24日には然別湖湖水開きで関係機関の長が参加する式典をこのすぐ脇で開催するので無残な看板を見せるわけにはいかないのであります。
しかし、業者発注はすでに間に合わない。ではどうする?
ARがやればいい!
木槌で下から打ってもすぐに落ちてしまう。何度やっても同じ。なのでジャッキを使ってみることにしました。1台だと高さが足りないのでジャッキを2台投入。
(ツインジャッキ工法)
するとどうでしょう。ミシミシ音を立てながらみるみる持ち上げてくれます。キャプテン翼に出てきた立花兄弟の必殺技「スカイラブハリケーン」のごとく強力です。
(なんということでしょう 無残な醜態が匠の手によって素敵な公園看板に)
ちょうど良い高さまで戻したところで釘打ちして固定しさらに角材をかませて補強します。ありあわせのもので応急処置しただけですが、なかなか良い感じじゃないですか。やはり「見た目」って大事ですねえ。ええ、ほんと。
なんとか然別湖湖水開きに間に合いました。
雪解けとともに姿を現した国立公園看板が無残な姿をさらしているというので早速現地へ。
なんとまあ残念な姿。昨年の春にもすこしずれが生じていたので修復したのですが一冬でこのありさま。
雪の重みってすごいのね~と感心している場合じゃない。24日には然別湖湖水開きで関係機関の長が参加する式典をこのすぐ脇で開催するので無残な看板を見せるわけにはいかないのであります。
しかし、業者発注はすでに間に合わない。ではどうする?
ARがやればいい!
木槌で下から打ってもすぐに落ちてしまう。何度やっても同じ。なのでジャッキを使ってみることにしました。1台だと高さが足りないのでジャッキを2台投入。
(ツインジャッキ工法)
するとどうでしょう。ミシミシ音を立てながらみるみる持ち上げてくれます。キャプテン翼に出てきた立花兄弟の必殺技「スカイラブハリケーン」のごとく強力です。
(なんということでしょう 無残な醜態が匠の手によって素敵な公園看板に)
ちょうど良い高さまで戻したところで釘打ちして固定しさらに角材をかませて補強します。ありあわせのもので応急処置しただけですが、なかなか良い感じじゃないですか。やはり「見た目」って大事ですねえ。ええ、ほんと。
なんとか然別湖湖水開きに間に合いました。
2012年05月23日春の花満開!桃岩歩道
利尻礼文サロベツ国立公園 稚内 中野 雄介
礼文島南部桃岩展望台一帯では春の花の代表格レブンコザクラ(サクラソウ科)が咲き始めました。この季節、全体的にまだ枯れ色が目立つ中で、鮮烈なピンク色のこの花が咲くと一気にお花畑が華やかになり、本格的な花シーズンの到来を感じさせます。加えて、白い花を咲かせるオオバナノエンレイソウ(ユリ科)、黄色い花のキジムシロ(バラ科)が現在見ごろを迎え、初夏の代表的な花エゾノハクサンイチゲ(キンポウゲ科)も徐々に咲き始めました。そして、現在満開を迎えているのがエゾエンゴサク(ケシ科)。今年は特に数が多いようで青、紫、ピンク、時に白が入り混じって咲きお花畑に彩りを添えています。
左上:レブンコザクラ 右上:エゾノハクサンイチゲ
左下:オオバナノエンレイソウ 右下:キジムシロ
(5/20撮影)
桃岩歩道沿いには上に挙げた花以外にもアマナの仲間(キバナノアマナ、ホソバノアマナ、エゾヒメアマナ)(ユリ科)、アブラナ科の花(エゾイヌナズナ、タカネグンバイ)、コキンバイ(バラ科)などたくさんの花が咲いています。これらの小さくて目立たない花を探しながら歩くのも楽しいものです。
左上:ホソバノアマナ 右上:エゾヒメアマナ
左下:タカネグンバイ 右下:コキンバイ
(5/20撮影)
厳しい冬の影響で例年に比べ春の訪れがやや遅れた礼文島ですが、5月も終盤に差し掛かり暖かい日が多くなってきたことで、徐々に例年通りの開花状況に戻りつつあるようです。しかもエゾエンゴサクをはじめ、例年よりも個体数が多いように感じる種もあるくらいです。桃岩歩道に咲く花々も2か月前まで雪の下にいたのが信じられないほど元気に咲いています。今年の冬の寒さと積雪にも負けない高山植物はやはりすごい!可憐な外見からは想像もつかない内に秘められたたくましさにはただただ驚くばかりです。
エゾエンゴサクの群落と利尻山(5/23桃岩展望台から)
左上:レブンコザクラ 右上:エゾノハクサンイチゲ
左下:オオバナノエンレイソウ 右下:キジムシロ
(5/20撮影)
桃岩歩道沿いには上に挙げた花以外にもアマナの仲間(キバナノアマナ、ホソバノアマナ、エゾヒメアマナ)(ユリ科)、アブラナ科の花(エゾイヌナズナ、タカネグンバイ)、コキンバイ(バラ科)などたくさんの花が咲いています。これらの小さくて目立たない花を探しながら歩くのも楽しいものです。
左上:ホソバノアマナ 右上:エゾヒメアマナ
左下:タカネグンバイ 右下:コキンバイ
(5/20撮影)
厳しい冬の影響で例年に比べ春の訪れがやや遅れた礼文島ですが、5月も終盤に差し掛かり暖かい日が多くなってきたことで、徐々に例年通りの開花状況に戻りつつあるようです。しかもエゾエンゴサクをはじめ、例年よりも個体数が多いように感じる種もあるくらいです。桃岩歩道に咲く花々も2か月前まで雪の下にいたのが信じられないほど元気に咲いています。今年の冬の寒さと積雪にも負けない高山植物はやはりすごい!可憐な外見からは想像もつかない内に秘められたたくましさにはただただ驚くばかりです。
エゾエンゴサクの群落と利尻山(5/23桃岩展望台から)
しかし…!
羅臼にもようやく桜前線が到達!
やっぱり桜を見ると、春を感じますねー。
愛でましょう、桜。
エゾオオマルハナバチ
「いやいや!それどころじゃないわよ、私たち。
花粉をたくさん集めないと、卵を育てられないの。
落ち葉の下や木の根元で、長ーい冬の寒さにただひたすら耐えて、
ようやく外に出られるようになったわ。
でもここからが大変。
まずは、朽ち木の切り株やネズミの古巣、物置小屋の隙間とか、
巣が作れそうな場所を探すの。
それから、卵を産むための部屋を作る材料を集めたり、
卵を産んでからだって、卵をあたためたり、幼虫のごはんを集めたり、
お世話をしなきゃいけないし。
これ、ぜーんぶ女王のあたし一人でやるのよ。
忙しいんだから!」
「日本の桜はキレイね~。蜜もけっこういけるし。」
おっと、あなたはセイヨウオオマルハナバチの女王では?
その白いおしりはまぎれもなくセイヨウオオマルハナバチ。
本来の生息地ヨーロッパから、私たち人間の手で持ち込まれ、
日本に定着してしまったセイヨウオオマルハナバチ。
外来生物である彼らは、高い繁殖力と力の強さで、もともといた日本のマルハナバチ類の生息を脅かすだけでなく、ハチが送粉する花との共生関係を
「盗蜜」という形で崩してしまい、植物にまで悪影響を及ぼしているのです。
春は、これから巣作りする女王バチが飛んでいる時期。
たくさんの働きバチたちが生まれる前の今が、効果的な捕獲のチャンスです。
桜を見る目が、いつのまにか白いおしりを追っかけている…。
花より団子、団子よりセイヨウ、な春なのでした。
※白いおしりを捕まえるときは、花を傷つけないようにご注意を!