北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
先日の6月7日に黒岳に巡視に行きました。
黒岳全景
全体的に雪解けが早く感じますが、それでも7~8合目はまだ残雪が多くあるので、雪対策は必要です。
7合目から8合目の様子
9合目からは夏道も出ているところもあり、山頂やその周辺は雪はありません。雪解け状況の目安となる石室付近の雪はだいぶ溶け石室の屋根は出ていて、入口付近のみ残っている程度でした。石室は6月16日からの営業になりますので、今頃準備が始められているでしょう。
ポン黒岳から
この日は天気がいまいちでしたが、山頂から見た北鎮岳、お鉢周辺、北海岳は、残雪と山肌のコントラストが見応えありました。いつの季節も大雪山の景色は雄大で素晴らしい。
山頂付近はミネズオウが見頃。
ほか、ウラシマツツジ、キバナシャクナゲ、イワウメ、ミヤマキンバイなどが咲いていました。
いつもよりは雪解けは早いですが、山頂に上がるまでは、雪の上を歩かなくてはなりませんので、それなりの装備と十分な注意が必要です。