ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2012年6月29日

2件の記事があります。

2012年06月29日パークボランティア作業(続き)

大雪山国立公園 東川 宮崎 浩

 前回のAR日記でお知らせしたにパークボランティアよる登山道整備作業(旭岳)は悪天候のため予定の作業を終えることが出来なかったため、未作業部分の作業を改めて6月27日に行いました。平日にもかかわらず参加して下さったパークボランティア会員の方には深く感謝いたします。
 この日は悪天だった前回(6月17日)から一変、朝から快晴の一日。旭岳山頂からは360度、西は暑寒別岳、東は阿寒方面まで望むことが出来ました。
気温も日が高くなるにつれ一気に上昇、いよいよ夏山シーズン本番です。


ロープ張り作業の様子。距離にして1㎞程度ですが、作業を行いながらではこの1kmが非常に長く感じられます。また足元も不安定なため、作業には非常に時間も要します。※バックの山は北海道第2の高峰「北鎮岳」(標高2,244M)

 夏の日差しが照り付ける中、長時間に渡る作業大変お疲れ様でした。7月にはPVによるササ刈り行事も予定しています。
 
 
 そして裾合平も含めた旭岳周辺の現在の状況です。


旭岳山頂(裏旭側)では現在キバナシャクナゲが見事でした。今週末には満開を迎えそうです。トムラウシ山(写真中央付近)をバックに咲き誇るキバナシャクナゲ。


①:裾合平方面の雪渓の範囲は徐々に狭くなってきており、木道なども段々と現れてきていますが油断は禁物。視界不良時は夏道の入り口(ピンクテープ等あり)を見落とさないように。
②:白鳥の雪渓はまだ若干太め。
③:この時期の裾合平方面は雪解け水でドロドロの箇所が多いので、防水性の高い登山靴にスパッツ、もしくは長靴が必需品です。
④:姿見園地周辺ではチングルマ、エゾノツガザクラが増えてきていました。これからいよいよ高山植物の最盛期に入ります。


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2012年06月29日くしろエコ・フェア参加しました。

釧路湿原国立公園 釧路湿原 平川 正詩

6月9日釧路市こども遊学館にてくしろエコ・フェア2012が開催されました。地域に住む一人ひとりが「くらしと環境」について考えようというのが大きなテーマとなっています。
釧路自然環境事務所からは、希少種である「シマフクロウ」「エトピリカ」また、外来種である「ウチダザリガニ」「オオマルハナバチ」などについて多くの人々に関心を持ってもらおうと出展しました。 

エトピリカ移動ミュージアムです。こどもたちを夢中にさせるしかけがいっぱい。遊んでいるうちにエトピリカの現状がわかるようになっています。

ウチダザリガニのコーナーです。実際に触って計測してもらいました。計測データは個体数の増減など今後の傾向を知る上でとても重要です。

シマフクロウのコーナーです。クイズを出しました(ちょっとむつかしかったかな)。シマフクロウの羽根の大きさにはみなびっくり。世界最大級のフクロウなんです。今回をきっかけに関心を持ってくれればと思います。

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