北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
知床横断道路の羅臼側入り口から、1kmほど歩いた場所に「熊越の滝」入り口があります。アップダウンのある遊歩道の先の展望台からは、落差15メートルの滝の眺望を楽しめます。
羅臼自然保護官事務所では、この熊越の滝の巡視も行っています。
横断道路の閉鎖後でも、水鳥の飛来状況確認と鳥インフルエンザ監視の為、熊越の滝の巡視は継続しています。
●熊越の滝 下流ダム周辺の風景
熊越の滝の下流には、羅臼川へ続く小さなダムがあります。
ダム周辺の河川は、水深が浅い箇所と一定の流量がある所と多様性に富んでおり、水性昆虫やオショロコマなどの魚類をはじめ様々ないきものの観察が可能です。
また子供でも徒渉が可能であるため、夏には地元の子供たちを対象にした環境教育の場となります。
訪れる人も少なくなった冬は、どうなるかというと…水鳥たちの楽園となります。
この日の調査では、カワアイサとホオジロガモを確認しました。
じっとしていると強風に体温を奪われてしまうので、鳥のカウント調査を終えたら、すぐに動き始めます。
●河畔林でスノーシューの跡を発見!
跡を追って森の中へ進んでいくと・・・
●熊越の滝
熊越の滝にたどり着きました。所々に氷結が見られます。
先に訪れた人達も、熊越の滝の冬の姿を堪能した事でしょう。
※注意※
現在、知床横断道路は冬期閉鎖しており、遊歩道も雪に埋まっています。散策はスノーシューやスキーを装着し、自己責任でお願いします。
また、羅臼のガイドツアーのご利用もおすすめです。