2019年5月21日
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2019年05月21日「支笏洞爺国立公園指定70周年記念 湖岸清掃」開催!
支笏洞爺国立公園 當山真貴子
みなさんは、5月16日が何の日かご存じでしょうか?
実は、昭和24年に支笏洞爺国立公園が国立公園に指定された日で、今年で70周年を迎えました!
その節目に、この魅力をさらに発信していくことを目的として、支笏湖と洞爺湖で清掃イベントを同時開催♪
支笏湖については、企業様・団体様・地域の皆様にご協力を依頼したところ・・・
15団体、約100名の方々が参加なさいました!
ご参加いただいた皆様、ご協力・ご連携いただいたシーニックバイウェイ北海道_支笏洞爺
ニセコルートウェルカム北海道エリアの皆さん、紙面をお借りしまして、お礼申し上げます。
開会式を始めた際、波が静まり、湖面が山々を反射し「鏡」のような現象が発生しました。
これは、毎年春先、晴れて無風状態など様々な条件が揃わないと見られない貴重な現象です。
支笏湖も自分の誕生日に清掃をしてくれて喜んでいるのではないかと思ってしまいました(^^)
開会式後、清掃分担場所をポロピナイの湖岸沿い、丸駒温泉方面の湖岸沿い、
国道453号線沿いの駐車帯、ポロピナイから展望台方面の道路沿いに設定し、いざゴミ拾いへ!
清掃活動の様子
ゴミの総重量は、440kg!
空き缶やペットボトル、船体の一部、漁で使う浮き、タイヤ、鉄類等のゴミが集まりました・・・
この周辺は、キタキツネやタヌキ等の野生動物たちが生息しているエリアです。
プラスチック製品やお菓子の袋等は分解されず、ずっと放置されたまま・・・
ここに暮らしているのは私達人間だけではありません。
野生動物たちがゴミを誤飲する可能性もありますので、捨てないようにお願いします。
また、焚き火の跡を発見しました・・・
国立公園の利用上のマナーとして、火災の原因になることを考慮し、焚き火(直火不可)は
控えていただくように呼びかけています。
※美笛キャンプ場やモラップキャンプ場の利用上の注意
ゴミや芝生などの影響を考え、湖畔などの砂浜や場内の地面の上での直接のたき火を
禁止しております。火をご利用の際は、必ず焚火台をご利用ください。(直火不可)
70歳の誕生日を迎えた支笏洞爺国立公園。
皆さんが住んでいるこの国立公園の環境や自然を守る大切さを見つめ直す
きっかけになって欲しい・・・と改めて感じた一日となりました。
☆全員集合!Happy birthday☆
エゾヤマザクラの時期が終わり、あっという間に樹木の先から新芽が出始め、
グリーンシーズンに突入している支笏湖。
早く夏山登山に挑戦したくてたまらない當山です。
さて、先日(5/18)、令和元年度初となる「支笏洞爺国立公園指定70周年記念 春の息吹観察会」
を開催しました。
※参加者:15名(4歳のお子様含む)
観察会の様子♪
足下を注意深く観察してみると、淡いパープル色のシラネアオイや白色のミヤマエンレイソウの花、
上を見上げると、白色のオオカメノキの花等々、様々な植物が開花していました。
散策中、多くのスミレの仲間を発見!
スミレの仲間は、とても種類が多く判別が難しい植物です。
地上茎が伸びて葉が互性する「有茎種」と地上茎が発達せず葉や花柄が根もとからでる「無茎種」
とに分けられるそうで、有茎種にはタチツボスミレやイソスミレ、
無茎種にはスミレサイシンやミヤマスミレ等があります。
また、距の色が紫色or白色なのかも判別するポイントの一つです。
令和元年初にふさわしいほどの快晴で、心地よい太陽の光を浴びながら、
ウグイスやセンダイムシクイ等のさえずり、キツツキの仲間のドラミング等、
終始、賑やかな観察会となりました。
是非、皆さんも新緑が美しい支笏湖にお越し下さい(^^)