ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年5月31日

3件の記事があります。

2019年05月31日旭岳ビジターセンターへ行こう!

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

 大雪山国立公園の玄関口とも言える旭岳温泉。

 夏は大雪山の登山基地として、秋は日本一早い紅葉スポットとして、冬はパウダースキーやクロスカントリースキーヤーのホームとして、四季を通し国内外たくさんの方が訪れています。

 現旭岳ビジターセンターは北海道が建設してから30年以上が経過。施設の老朽化や、近年、東川町が取り組んでいるエコツーリズム推進の動きに合わせた新たな拠点施設を設けるため、環境省が実施主体となり、

旭岳ロープウェイ南側(旭岳公共駐車場奥)に新しいビジターセンターの整備を進めてきました。

 そして、この度、6月15日(土)に「新」旭岳ビジターセンターがオープンすることになりました!

 

 一般開館は、6月15日(土)13時30分からとなっています。

 先着100名様には、ご来場記念品をプレゼントいたします。環境省からは可愛いグッズをご用意していますので、是非お越しください♪

 なお、開館式の準備・会場確保のため「旭岳公共駐車場」は6月8()613()までは一部が、614()615()までは全面がご利用頂けません。大変ご迷惑をおかけしますが、旭岳温泉へ来られる方は、公共交通機関のバスで来られるか、お知り合い同士で来られる場合はなるべく乗り合いの上、駐車は旭岳ロープウェイの有料駐車場か旭岳野営場の無料駐車場をご利用ください。

 また、当日は、旭岳ビジターセンターの開館とあわせて14時より、オープン特別企画としてフォーラム、

15時半からは「山のまつり」が開催され、一日中、旭岳温泉を楽しむことが出来ます。

是非、新しくなった旭岳ビジターセンターにお越しいただき、旭岳周辺の自然や歴史を知って、

山のまつりに参加し、東川町の文化や恵みに触れて下さい。

「第1回 大雪山の価値を活かすためのフォーラム」

場 所:旭岳ビジターセンター レクチャールーム

ゲスト:北海道大学大学院 農学研究員 愛甲 哲也 氏

    北海道山岳ガイド協会 宮下 岳夫 氏

主催:東川町、東川町教育委員会、公益財団法人北海道地域活動振興協会

要予約(定員70名)

予約・お問合せは 0166-97-2153 又は 090-3890-2291 旭岳ビジターセンターまで。

 なお、現旭岳ビジターセンターは6月1日(土)から窓口以外、引っ越しのため閉館していますが、 無料休憩舎(畳みのあるお部屋)は開館していますので、ご自由にお休みください。電話は繋がりますので、登山に関することや自然情報のお問合せも上記の電話番号で受け付けます。

 約2週間後には開館です。まだガラーンとした館内。

 登山者には有益な情報を提供出来る場として、地元の方には何度でも足を運びたくなる愛される自慢のビジターセンターなるよう準備を進めています。

 開館をお楽しみに!皆様のご来館、お待ちしております。

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2019年05月31日今年もAR写真展開催します!

支笏洞爺国立公園 洞爺湖 増田 多美

皆さまこんにちは。

環境省 北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーと希少種保護増殖等専門員による「アクティブ・レンジャー写真展」が今年も開催することになりました。

2017年に初開催し、今年で3回目の開催です!

私たちは、美しく希少な北海道の自然環境を大切に活用し、そしてその自然を次世代へ繋いでいくため、国立公園や日本有数の渡り鳥の渡来地である鳥獣保護区の維持管理や現地調査、動植物との共存方法を考えながら保護・増殖したり、地域の関係者と現地で汗を流しながら、日々様々な業務に励んでいます。

写真は私たちが業務の際に撮影したもので、この写真展を通じて北海道の自然の魅力や環境省やアクティブ・レンジャーの仕事を知ってもらい、自然環境保護への理解を深めてもらうことを目的としています。

写真展は道内各地で開催しますので、↑スケジュールをご覧いただき、お近くにお住まいの方やドライブでお立ち寄りの際は、是非ご来場ください。

昨年度実施した写真展でのアンケート結果を踏まえて、今年は「風景の写真」と「動植物の写真」の計2枚を各地域のアクティブ・レンジャーが選出し展示します。

今年も会場にアンケートを設置しますので、ぜひ感想をお聞かせください。

アンケートにご協力くださった方にはオリジナルのしおりをプレゼント

↑これは昨年度に洞爺湖会場でお配りしたしおりです。

しおりは各会場によって異なりますので、コンプリートしてみるのもオススメですよ

62日(日)~羽幌の北海道海鳥センター、63日(月)~礼文の香深港フェリーターミナルで写真展がスタートします。

北海道の雄大な自然・動植物の魅力をぜひ見に来てください。

また、アクティブ・レンジャーの活動を知っていただけたら嬉しいです。

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2019年05月31日毎朝開催中~ノド自慢大会 in 勇駒別湿原~

大雪山国立公園 東川 渡邉 あゆみ

 勇駒別湿原のエゾノリュウキンカが見頃を迎えています。

 

 勇駒別湿原は、標高1100m、旭岳ロープウェイ山麓駅舎の裏手に広がる湿原です。

 旭岳公共駐車場と旭岳ロープウェイの駐車場の2箇所から湿原への木道が敷かれ、雪解けがはじまる5月中旬~6月末にかけては、木道沿いからエゾノリュウキンカとミズバショウの大群落を見ることが出来ます。

  

 雪が降り積もる前の晩秋に、木道の標識を外したり、看板の冬囲い、そして春には冬囲いを外し、標識の設置作業をするのはアクティブレンジャーのお仕事。スノーブリッジが出来ている危険箇所にロープを張ったり、木道の破損箇所や倒木、危険な場所はないかの確認をします。

 

 先日も木道での作業中、私の密かなお楽しみ「野鳥ノド自慢大会in勇駒別湿原」が開かれていたので、ついつい観客として聞き入ってしまいました。

 カワラヒワやエゾムシクイ、コマドリ、シジュウカラ、ウグイス・・・あちこちから、はちきれんばかりの野鳥の声が響き、「100点満点!」と称賛を送ったり、「練習あるのみ!」と励ましたり、美しいさえずりにうっとりしたり・・・。

 小さな体から発したとは思えない高らかな美声、もし野鳥になれるならどの声がいいかな?と妄想したりします。(今のところカッコウかアオバト推し。素朴な感じが◎。) 

 

 野鳥のノド自慢大会は勇駒別湿原で春は毎朝開催中!

 野外作業が多い私も、ここほどたくさんの野鳥の声が聞ける場所は他には記憶がありません。

 木道上はバリアフリー対応で、30分ほどで1周を回ることができます。木道上には、ところどころ雪がまだ残っており、踏み抜くところもありますので、長靴での散策がオススメです。

 鮮やかな新緑と青空のコントラスト、ツヤツヤなエゾノリュウキンカやミズバショウ、涼やかでフレッシュな空気に満ちている春の勇駒別湿原に是非お越しください。

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