ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年7月 8日

3件の記事があります。

2019年07月08日草刈り作業に奮闘!

支笏洞爺国立公園 當山真貴子

気温の高い日が続き、新緑が美しい支笏湖では、各地で山開きやお祭り等のイベントが始まり、連日、多くの観光客で賑わっています。

 

さて、先日、業者さんやパークボランティアの皆さんと休暇村園地周辺の「草刈り・施設整備」を実施しました!(約20名)

 

歩道まで伸びてしまった草を刈り払い機や鎌で刈りました。

 

汚れた案内看板やフットライトの拭き掃除にも取り組みました。

今まで行きづらかった場所が通りやすくなり、看板も綺麗に♪

 

新人パークボランティアも多く参加いただき、いつもより賑やかな雰囲気の中での清掃となりました。

一人では半日以上時間がかかる作業が、約2時間で終えることができ、ご協力いただいた皆さんに感謝★

是非、綺麗になった園地の散策をしてみてはいかがでしょうか(^^)

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2019年07月08日支笏湖ヒメマス漁解禁!~合同パトロール~

支笏洞爺国立公園 當山真貴子

投稿が遅くなってしまいましたが・・・汗

先月の合同パトロールについて報告させていただきます。

 

6/18/31は、支笏湖のヒメマス釣りの解禁期間ということで、解禁日の前後に市役所・北海道職員、警察署などの方々と合同パトロールを実施しました。

※通常、支笏湖での動力船は規制されています。

 

5/31は、解禁日より前に漁をしている船はいないか確認しながら、湖岸沿いにズラッと並ぶ船の数をカウントしました。

船の数々

 

解禁当日の6/1は、午前2時に起床し、午前3時半頃に船上パトロールを開始!

湖上で釣り糸を垂らしている船の数を数えると・・・およそ160隻!

漁の禁止区域の場所で釣りをしている船を一隻発見し、注意をしましたが、その他の違反はありませんでした。

昨年は、小さいサイズのヒメマスが多かったと聞いていましたが、今年は「体長25cm程の4年魚が大漁に釣れている」とのこと。

最終日の8/31までルールを守りながら、誰も事故なく、釣りを楽しんでいただければと切に祈りました。

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2019年07月08日礼文島PV(パークボランティア)活動✿

利尻礼文サロベツ国立公園 稚内 津田涼夏

みなさん、こんにちは!

礼文担当アクティブレンジャーの津田です。

今回は、私がアクティブレンジャーとして初めて礼文島内で行われたPV活動をご紹介していきます♪

5月30日に礼文島レブンアツモリソウ群生地にて行われた高山植物盗掘防止合同パトロール活動と6月6日に礼文島桃岩展望台コース付近にて行われた外来種駆除活動についてです。

「高山植物盗掘防止合同パトロール」

高山植物盗掘防止合同パトロールとは......?

昨年の活動は地元のボランティアと一緒に礼文島内のパトロールを行いながら、礼文島を訪れた方々に礼文島の自然について知ってもらい、自然を守る活動のPR、トレイルコースを歩くマナーの普及を主目的とした活動でした。

今年はレブンアツモリソウ感謝祭に参加し、レブンアツモリソウ群生地に訪れる観光客に高山植物盗掘防止の呼びかけを行い、パンフレットやティッシュ等を配り、昨年同様、礼文島を訪れた方々に礼文島の自然を知ってもらい、自然を守る活動のPRやマナーの普及を主目的とした活動を行いました。

礼文島は本州では高山帯にしか生育できないような植物が低い標高でも生育することのできる場所です。礼文島には礼文島にしか生育しない固有種があります。過去にはそれらの植物の盗掘の被害がありました。

・盗掘が行われることにより、まずその植物の個体数が減少します。

・盗掘採取のため踏み込まれた場所は荒らされ、他の植生に影響を与えてしまいます。

これらを防ぐために関係者合同で呼びかけやパトロールを行いました。

来年も再来年もの先も皆さんが礼文島の自然を楽しめるように守っていきましょう。


写真1,2:高山植物盗掘防止合同パトロール(2019/5/30 レブンアツモリソウ群生地)

「外来種除去活動」

この日の礼文島は温かく、また風もなく、過ごしやすい1日でした。

PV 3名、NPO 1名、環境省 1名で行われた活動ですが45リットルのゴミ袋が10個も満杯になるほどのハルザキヤマガラシ(アブラナ科)が除去されました。ハルザキヤマガラシは比較的に手でも抜きやすい植物であり、皆さん真剣な表情でしっかりと活動してくださいました。

外来種はもともとその地域におらず、人間の活動により他の地域から入ってきた生物のことです。私たちは知らない間に外来種の侵入に一役買ってしまっている可能性があるのです。ではなぜ、外来種は駆除しなければならないのでしょうか。礼文島の生態系保全のためであり、お花の中に侵入し広がっていくのを防ぐためです。礼文島ではハルザキヤマガラシの他に、セイヨウタンポポやシロツメクサ、ムラサキツメクサ等、元々礼文島には生育していなかった外来種が侵入しています。一度定着してしまうと、動物・植物問わず根絶するまで長い時間とたくさんの労力が必要となってしまいます。除去活動を行っていくうえでは、このように地道な活動を継続して続けていくことがとても大事です。これからも積極的に活動していこうと思いました。

参加して頂いた皆さん、ご協力ありがとうございました!!

写真3,4:外来種駆除(2019/6/6 桃岩展望台コースの手前)

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