2020年8月28日
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2020年08月28日夏の動植物を観察♪in支笏湖
支笏洞爺国立公園 當山真貴子
お盆を過ぎても気温の高い日が続いている支笏湖。若干、バテ気味の當山です。
さて、新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底した上で、8/2(日)に「夏の自然観察会」を開催しました。
※参加者:8名(40代~70代:6名、子ども:2名)
参加者の皆さんと一緒に園地内を散策していると、突如、パークボランティアさんが嬉しそうな声で呼びかけてきました!
シマヘビの黒化型を発見!
シマヘビとは、全長80~200㎝で、北海道・本州・四国・九州等に分布しており、背中の4本の縦縞が特徴的です。体色や色彩には変異が大きく、縦縞のない個体や色のない個体もいるそうです。哺乳類や鳥類、爬虫類等を餌とし、小さいものは巻き付かずそのまま飲み込むことが多いとのこと。
「黒化型(こっかがた)」という全身が真っ黒なシマヘビを発見し、積極的に触る子どもたちを見て、好奇心旺盛な子どもたちに驚かされました(^^)
他にも、赤色のヘビイチゴや淡い紫色のウツボグサ、エゾハルゼミの抜け殻やサッポロマイマイ等を観察することができました。
今回は、解説者3名で、植物・歴史・昆虫担当等に分かれ、それぞれ連携しながら説明し、参加者の皆さんは、支笏湖の夏を満喫なさっていました(^^)
みなさん、こんにちは。支笏湖アクティブ・レンジャーの當山です。
さて、先日(8/22)、新型コロナウイルスの感染予防対策として、規模を縮小し、「自然公園クリーンデー」を開催しました。
開会式の様子
大人数の団体様にはご参加を控えていただき、企業様・団体様・地域の皆様にご協力を依頼したところ・・・約50名の方々が参加なさいました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました(^^)
今回の清掃分担場所は、「ポロピナイ」・「支笏湖園地(流木撤去・千歳川沿い)」・「休暇村支笏湖付近の側溝」・「中モラップ」・「モラップ」の計5カ所に設定し、いざ清掃へ!
※ゴミの総重量は、約52kg。
規模縮小のため、以前よりゴミの量は減りましたが、例年と同様の場所で、冷蔵庫や大量の本等の不法投棄が発見されました。
また、キャンプ場では、釣り竿やバーベキューで使用する網もあり、マナーの悪さを実感...
ほとんどのゴミが、人が見えない草むらに隠されており、「草むら=ゴミ箱」ではありません。
例年呼びかけていることですが、この周辺は、ヒグマも生息している場所です。
遊歩道やキャンプ場等でゴミ(食べ物)を捨てたり、放置しておくと、それに餌付いたヒグマが人間を「美味しい食べ物をくれる対象」と見なすことに繋がります。
ヒグマが人の食べ物の味を覚えて餌付いてしまうと、再びその食べ物を手に入れようと人間のエリアに近づくようになりますので、捨てないようにお願いします。
夏の綺麗な千歳川
注意喚起や巡視等、再発防止に向けた取り組みを考えることが重要だと、改めて痛感した一日となりました。