2021年5月13日
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2021年05月13日支笏湖の春
支笏洞爺国立公園 支笏湖 荒川真吾
皆さん初めまして。
4月から支笏湖地域のアクティブレンジャー(以下AR)として赴任いたしました荒川真吾と申します。自然や野生動物が好きで、自然保護と観光・利用促進の両立や自然と人間の共存に関わる分野に興味があり、ARのお仕事をすることになりました。これから、このAR日記などを通して支笏湖地域の魅力やARの活動を紹介していきますのでどうぞよろしくお願いいたします!
4月に赴任した際に最初に迎えてくれたのは、支笏湖に綺麗に映る樽前山と風不死岳。この現象、春の支笏湖で風が止み、湖面が凪いでいる日だけに見られるもので、「鏡」現象と呼ばれています。写真では湖面に映る山の輪郭が少しぼやけていますが、条件が整えば本物の鏡のように山々がくっきりと映る事もあるそうです。
ゴールデンウィークからは支笏湖園地周辺の桜も咲き始め、訪れる人々の目を楽しませてくれています。支笏湖商店街では昨年、電線の地中化工事が実施され、広く開けた空に向かって桜の花が咲いているように見えます。
これから暖かくなり、北海道で最も過ごしやすい新緑の季節がやってきます。多くの方々に支笏洞爺国立公園にお越しいただき、自然の素晴らしさや魅力を知っていただけたらと思っています。
皆様も是非支笏洞爺国立公園に足を運んでみて下さい!
5月に入り雪が降ったり、晴れたりと季節は行ったり来たりを繰り返しながら着実に歩みを進めております。ようやく知床半島にも桜の季節がやってきました。こんにちは、羅臼自然保護官事務所の高林です。
先日、知床鳥獣保護区の巡視の為移動をしていると、鳥獣保護区外ではありますが海上に黒い点が沢山動いているのが見えました。
距離が有り同定は出来ませんでしたがミズナギドリ科の海鳥の群れと思われます。
続けて海上を確認していると、シャチの背びれ、ナガスクジラと思われるブロウも確認出来ました。そうこうしていると、オジロワシが飛んできました。
賑わう生命に思わず、「知床ってすごい・・・」と呟いてしまいました。
写真の赤丸内にシャチの背びれが見えます。
大きな生き物たちが注目されることが多いですが、大きな生命が躍動しているということは、それらを支える小さな生命が豊かであるということです。
そう考えると、まずは自分の生活、行動圏内にはどんな生物が息づいているか調べてみると面白いかもしれません。
毎日の通勤路、通学路にも新しい発見がきっとあるでしょう。
写真はアミガサダケです。
探しても見つけることが出来ずにいたのですが、身近な場所で発見されました。
美味しそうです・・・。