北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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今年は5月10日に日本全国を北上してきた桜前線も終わりましたが、大雪ではまだそこから様々な桜を見ることができました!!私の今年の桜は5月中旬の大雪の麓の上川公園から始まりました。公園からはエゾヤマザクラとともにまだ真っ白な表大雪の山々が一望することができました。
大雪の山々にも春の訪れを告げるかのようにチシマザクラが咲き始めました。
この写真は6月9日に黒岳ロープウェイを降り散策路で撮ったものです。
マルハナバチたちも忙しそうに花を巡っていました。
体が花に比べて大きいマルハナバチが蜜を求めて花に停まると、花が垂れ下がりブラブラと揺れ、それでもしがみついている様子は見ていて飽きることのない時間でした。
7月9日には松仙園の登山道でも終わりかけのチシマザクラが見られました。連日の雨により花はだいぶ落ちていましたが、この時期でも見られることに驚きました。
エゾヤマザクラの開花は5月ですが、チシマザクラは5月から7月と開花時期が長く、サクラの種類によっても開花の時期が異なります。またサクラの開花には開花前の気温に大きく影響すると言われており、今回見たチシマザクラは標高が高く雪解けが遅い大雪山国立公園の中でも遅い場所だったのではないかと考えられます。
7月上旬まで大雪山の中では見られると言われるサクラを今年初めて見ることができました。来年も楽しみです。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
今年は5月10日に日本全国を北上してきた桜前線も終わりましたが、大雪ではまだそこから様々な桜を見ることができました!!私の今年の桜は5月中旬の大雪の麓の上川公園から始まりました。公園からはエゾヤマザクラとともにまだ真っ白な表大雪の山々が一望することができました。
大雪の山々にも春の訪れを告げるかのようにチシマザクラが咲き始めました。
この写真は6月9日に黒岳ロープウェイを降り散策路で撮ったものです。
マルハナバチたちも忙しそうに花を巡っていました。
体が花に比べて大きいマルハナバチが蜜を求めて花に停まると、花が垂れ下がりブラブラと揺れ、それでもしがみついている様子は見ていて飽きることのない時間でした。
7月9日には松仙園の登山道でも終わりかけのチシマザクラが見られました。連日の雨により花はだいぶ落ちていましたが、この時期でも見られることに驚きました。
エゾヤマザクラの開花は5月ですが、チシマザクラは5月から7月と開花時期が長く、サクラの種類によっても開花の時期が異なります。またサクラの開花には開花前の気温に大きく影響すると言われており、今回見たチシマザクラは標高が高く雪解けが遅い大雪山国立公園の中でも遅い場所だったのではないかと考えられます。
7月上旬まで大雪山の中では見られると言われるサクラを今年初めて見ることができました。来年も楽しみです。