2022年5月25日
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2022年05月25日減災文化伝承ジオパークツアー 有珠山学習会
支笏洞爺国立公園 小松瑠菜
こんにちは! 洞爺湖アクティブ・レンジャーの小松 瑠菜です!
5月21日(土)に、NPO法人有珠山周辺地域ジオパーク友の会さん主催の「減災文化伝承ジオパークツアー 有珠山学習会」に参加してきました!
毎年実施されているこのツアーは、「有珠山噴火による死者ゼロ」という減災文化を伝承するため、生きている星・地球を感じて、学んで、次世代へ繋げるための事業です。
そのため、今回はNPO法人 洞爺湖有珠火山マイスターネットワークの三松 靖志さんによるガイドのもと、洞爺湖展望台や火口原展望台のほか、立ち入り禁止区域となっている銀沼火口やI火口なども見学しました。
※有珠山火山防災協議会の許可を得て入山しています。
銀沼火口は、火口原展望台からも眺めることができますが、間近で見ると地形の美しさに圧倒されます。
地元の方からは「グランドキャニオン」にちなんで「有珠キャニオン」と呼ばれているそうです♪
中でもエゾヒメクワガタは小有珠山頂付近にのみ群生しており、とても優美でした。
2000年の噴火から22年。「正しく」恐れて、次の噴火に備えられると良いですね。
※当ツアーの入山区域は通常、立ち入り禁止区域となっており、有珠山火山防災協議会の許可を得て入山しています。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、他の登山客とエゾシカ1頭分の間隔をあけて散策をお楽しみください。
はじめまして。
4月より阿寒湖管理官事務所のアクティブレンジャーに着任した、波平真志(なみひらしんじ)です。
阿寒摩周国立公園内の、主に阿寒湖エリアを中心に自然などの魅力を伝えていきたいと思います。
今回は、春の装いを見せている阿寒の山(雌阿寒岳・雄阿寒岳)の様子についてお伝えします。
降り積もった雪も溶け、いよいよ本格的な夏山シーズンを迎えようとしている阿寒の山です。
【雌阿寒岳】
雌阿寒岳では、登山口を出発すると、綺麗な花々が登山者を迎えてくれます。
今回撮影したのは、5月から6月に咲く、エゾオオサクラソウ。美しいピンクの花が登山道の中で存在感を出していました。
これから夏の時期を迎えると、「メアカンフスマ」や「メアカンキンバイ」などの「雌阿寒」の名前がついた花が見られるようになります。
エゾオオサクラソウ
【雄阿寒岳】
登山口から少し歩くと、写真のようなものを発見しました。
みなさん、これは何かわかりますか?
正解は、「エゾシカの冬毛」です。
冬毛を落とし、これからの季節に向けて、エゾシカも姿を変えているようです。
(私も、これが何か分からなかったので、阿寒湖畔エコミュージアムセンターのスタッフに聞き、教えてもらいました。)
阿寒湖にお越しいただいた際には、散策路を歩いたり登山をしたりと日常の喧噪から離れ、自然を味わってほしいと思います。まだ気温は高くはないので、快適に過ごせると思います!
※登山をする際は、入念な計画と必要な装備をお忘れなく!