報道発表資料
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報道発表:国指定鳥獣保護区及び同特別保護地区の更新について(お知らせ)
釧路自然環境事務所
平成25年7月24日(水)付けで国指定風蓮湖鳥獣保護区及び特別保護地区が更新(一部、特別保護地区の拡張を含む。)されましたのでお知らせします。
国指定鳥獣保護区は、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(平成14年法律第88号)に基づき指定期限が定められており、概ね20年に一度、更新を行うこととなっています。
国指定風蓮湖鳥獣保護区については、平成25年7月23日(火)をもって指定期限が切れることから、釧路自然環境事務所では更新作業を進めて参りました。平成25年5月22日に開催された公聴会で公述人からの賛成意見をもって了承され、同7月17日に開催された中央環境審議会自然環境部会野生生物小委員会の了承を得て、同7月22日(月)付け官報にて以下のとおり拡張及び更新の告示が行われたところです。詳細な区域については別添の区域図を参照してください。
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- 国指定風蓮湖鳥獣保護区及び同風蓮湖特別保護地区の更新について(環境省告示第68号及び同第69号)
<国指定鳥獣保護区について>
国指定鳥獣保護区は鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(平成14年法律第88号)第28条及び第29条によって定められているもので、平成25年7月23日現在、全国で82箇所あり、そのうち釧路自然環境事務所管内(釧路総合振興局、根室振興局、オホーツク振興局管内)には7箇所がある。
鳥獣保護区は狩猟や鳥獣の捕獲が規制され、特別保護地区ではこれに加えて工作物の設置や水面の埋め立て、木竹の伐採などが規制されている。
今回、更新される国指定風蓮湖鳥獣保護区の特別保護地区はラムサール条約湿地に登録されている。
○風蓮湖鳥獣保護区について
風蓮湖及びその周辺地域には多様な環境が存在し、これまでに記録された鳥類は59科339種、哺乳類は9科26種(海獣を除く。)と多種多様な動物相が見られる。当該区域には広大な水面とその周辺の湿原等が広く含まれており、ガンカモ類、シギ・チドリ類等の渡り鳥の大規模な渡来地、繁殖地として日本国内のみならず国際的にも重要な場所となっており、ラムサール条約にも登録されている。また、風蓮湖の湖岸や流入河川沿いに形成された湿原や周辺地域においては、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(平成4年法律第75号)に基づく国内希少野生動植物種に指定されているタンチョウ、オジロワシ等の希少な鳥類の繁殖が複数確認されている。
<添付資料>
国指定風蓮湖鳥獣保護区及び同風蓮湖特別保護地区区域図 [PDF 899KB]