報道発表資料
2015年04月21日
- その他
十勝総合振興局管内におけるシマフクロウの放鳥結果について
シマフクロウは現在では北海道の道東を中心に約140羽のみが生息している絶滅危惧種であり、国により「シマフクロウ保護増殖事業計画(平成5年11月26日策定)」が策定され保護が図られています。 昨年10月、十勝総合振興局管内において、野生シマフクロウ(オス)との繁殖を目的として、保護飼育していたメスを放鳥したところ、オスとの鳴き交わしや行動を共にする様子が確認されていました。 このたび、このつがいに2羽のヒナが誕生したことを確認しましたのでお知らせします。
平成27年4月21日(火)
環境省 北海道地方環境事務所
所長: 德丸 久衞
野生生物課長: 小口 陽介
野生生物課専門官: 小関 ますみ(担当)
電話(011)299-1954 FAX(011)736-1234
環境省 釧路自然環境事務所
所長: 西山 理行
野生生物課課長: 藤井 好太郎
野生生物課自然保護官: 福地 壮太
1.親鳥放鳥日
平成26年10月16日
2.誕生したヒナを確認した日
平成27年4月17日
3.放鳥・繁殖場所
十勝総合振興局管内の生息地1箇所
- ※生息地保護のため具体的な地名は公表いたしません。
4.注意事項
シマフクロウは警戒心が強く、大変デリケートなため、人の入り込みはシマフクロウの行動に大きな影響を与えるおそれがあります。生息地の特定や現地への立ち入りをご遠慮頂きますよう、ご理解、ご協力をお願いします。
参考
・シマフクロウ保護増殖事業計画(平成5年11月 環境庁、農林水産省)
URL:https://www.env.go.jp/nature/yasei/hozonho/shimafukurou.pdf [PDF 8.2KB]
・シマフクロウ放鳥手順(平成26年3月 環境省北海道地方環境事務所)
URL:http://hokkaido..env.go.jp/pre_2014/0320a.html