報道発表資料
- 結果報告
令和2年度 知床岬地区の利用に関する関係機関合同巡視の実施結果について
「知床岬地区の利用規制指導に関する申し合わせ」に基づき、知床岬の利用状況について関係機関(環境省、林野庁、北海道、斜里町、羅臼町)で合同巡視を実施したのでお知らせします。 今回の巡視では、原則禁止とされているたき火の痕跡が新たに確認されました。このため、改めて利用ルールについて周知したく、巡視状況及び結果についてお知らせします。
1 巡視目的
貴重な植物群落や各種野生鳥獣の生息地である知床岬(知床世界自然遺産地域、知床国立公園特別保護地区)については、昭和59年に関係機関で定めた「知床岬地区の利用規制指導に関する申し合わせ」に基づき、遊漁船によるレクリエーション目的での上陸が制限されています。また、平成20年には「知床半島先端部地区利用の心得」が定められ、自然保護やヒグマ対策の観点から岬付近での野営またはたき火等についても原則行わないこととされています。しかしながら、お盆時期を中心にたびたび不適切な利用跡が確認されていることから、適正な利用を推進するため、平成9年から毎年巡視を実施・継続しているものです。
2 巡視実施日
令和2年8月19日(水)
3 結果概要
※写真については別紙参照。
・啓吉湾にて過去のものと思われる野営跡を確認。(写真1-1,1-2)
・アブラコ湾にて、新たなたき火跡を確認。(写真2-1,2-2)
・今回巡視中に知床岬でのレクリエーション利用は確認されなかった。
4 知床岬地区の適正な利用について(留意事項)
レクリエーションを目的とした知床岬地区の利用については、様々なルールが定められています。詳細は以下を参照ください。
【利用のルール参考サイト】
・知床データセンター 知床ルール
http://shiretoko-whc.com/press/rule.html
・知床半島先端部地区利用の心得Webサイト「シレココ」
http://www..env.go.jp/park/shiretoko/guide/sirecoco/powered_vessels/index.html
添付資料
- (添付1)知床岬巡視ルート[PDF 384.9 KB]
- (添付2)利用跡の写真[PDF 418.9 KB]
- (添付3)知床岬地区の利用規制指導に関する申し合わせ[PDF 206.6 KB]
- (添付4)知床半島先端部地区利用の心得[PDF 1.8 MB]
- ■ 問い合わせ先
- 環境省 ウトロ自然保護官事務所
羅臼自然保護官事務所
TEL:0152-24-2297(ウトロ)
0153―87-2402(羅臼)
FAX:0152-24-3646