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釧路自然環境事務所

報道発表資料

2025年02月26日
  • 開催案内

タンチョウ再発見から100年記念事業 「タンチョウとの共生を考えるシンポジウム ~道央に舞い戻るタンチョウ~」の開催について

 環境省では、令和7年3月22日(土)に、北海道札幌市においてタンチョウ再発見から100年を記念する事業として「タンチョウとの共生を考えるシンポジウム~道央に舞い戻るタンチョウ~」を開催します。
 本シンポジウムでは、今後、タンチョウの定着個体数の増加が見込まれる道央地域におけるタンチョウと人との共生のあり方を模索すべく、「タンチョウ鶴居モデル」を掲げ保護と共生の取組を続ける鶴居村村長の大石正行氏及びタンチョウと人との関係史に詳しい北海道大学大学院文学研究院准教授の久井貴世氏より基調講演を頂くほか、タンチョウと人との共生の未来をテーマとしたパネルディスカッションを行います。

1.開催趣旨

 かつて絶滅の危機に瀕したタンチョウは、道東地域における地域住民に端を発する長年の保護活動により、現在はその生息数を1,800羽程度にまで回復させています。さらに、分布も徐々に道内各地へと拡がり、2010年代以降は道央地域においても飛来や繁殖の記録が着実に増加しており、道央地域ならではの人とタンチョウとの共生のあり方を地域の皆さまとともに考えていく必要性が高まっています。
 ついては、2024年がタンチョウの再発見から100年という節目であることをふまえ、人とタンチョウとの共生に向けた取組のトップランナーである鶴居村における事例や古文書等の記録から読み解くかつてのタンチョウと人との関わり方に学びつつ、道東地域とはまた違った、道央地域の特性に応じたタンチョウと人との共生のあり方を道央地域の皆さまと考える契機とすべく、シンポジウムを開催するものです。

2.対象

 一般市民、企業、行政機関等 ※参加費無料

3.開催日時及び会場

 日時:令和7年3月22日(土)14時~16時
 会場:北海道大学理学部5号館大講堂(北海道札幌市北区北10条西8丁目)

4.主催者等

 主催:環境省 北海道地方環境事務所 釧路自然環境事務所
 後援:長沼町、鶴居村
 協力:日本航空株式会社、特定非営利活動法人タンチョウ保護研究グループ

5.プログラム

(1) 開催趣旨・話題提供 「タンチョウの最近の分布状況について」
  / 環境省 北海道地方環境事務所 釧路自然環境事務所 野生生物課
(2) 基調講演
 ① 鶴居村のタンチョウのこれまでとこれから「北海道のタンチョウ」へ向けて
  / 鶴居村長 大石 正行
 ② 古文書から探る 道央のタンチョウと人とのかかわり
  / 北海道大学大学院文学研究院准教授 久井 貴世
(3) パネルディスカッション「タンチョウとの共生を考える」
 <パネリスト>
  鶴居村長 大石 正行
  長沼町長 齋藤 良彦
  日本航空株式会社 執行役員 北海道支社長 林 浩一
  NPO 法人タンチョウ保護研究グループ 理事長 百瀬 邦和
 <コーディネーター>
  環境省 北海道地方環境事務所 釧路自然環境事務所 所長 岡野 隆宏

6.参加申込

 参加定員:200名(先着順)
 申込方法:釧路自然環境事務所WEBサイトに掲載しているチラシの二次元コードよりお申込みいただくか、お電話もしくはFAXによりお申し込みください。
      お電話・FAXでのお申込の場合、氏名・所属・連絡先(電話番号またはメールアドレス)を下記お問い合わせ先までお知らせください。
      -お問い合わせ先-
      環境省業務請負者 (公財)日本生態系協会 担当:柿本
      電話 03-5951-0244/FAX 03-5951-2974
以上

添付資料

お問い合わせ先

環境省 北海道地方環境事務所
直通:011-299-1954
 所長: 山本 麻衣
 野生生物課長: 西野 雄一
 野生生物課課長補佐: 福田 真

環境省 釧路自然環境事務所
直通:0154-32-7500
 所長: 岡野 隆宏
 野生生物企画官: 若松 徹
 野生生物課専門官: 古川 徹

◇内容についての問合せ先◇
環境省 釧路自然環境事務所
直通:0154-32-7500
 所長: 岡野 隆宏
 野生生物企画官: 若松 徹
 野生生物課専門官: 古川 徹(担当)