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釧路自然環境事務所

平成26年度釧路湿原野生生物保護センターにおける希少猛禽類飼育等業務

公示
次のとおり、参加希望書類の募集を行います。

平成26年3月13日

分任支出負担行為担当官
北海道地方環境事務所
釧路自然環境事務所長 西山 理行

1 業務概要

(1)
業務名
平成26年度釧路湿原野生生物保護センターにおける希少猛禽類飼育等業務
(2)
業務内容
a.希少鳥類(主としてオオワシ、オジロワシ、シマフクロウ等猛禽類)傷病個体の治療とリハビリ、通常管理、連絡
釧路湿原野生生物保護センターへ収容された個体について、必要に応じて獣医師による外科・内科的治療を行い、フライングケージ等でリハビリ訓練を行う【71人日程度】。
また、収容した傷病個体について餌やりやケージの掃除等の通常管理を行うとともに、傷病個体の諸連絡(通報の受理及び関係者への連絡等)及び電話での応急的処置の指導を行う【契約期間中全日】。
なお、治療にあたっては血中鉛濃度の検査、鳥インフルエンザ等の感染症検査を実施する。鳥インフルエンザの検査キットは当所の配布による。
b.希少鳥類(主としてオオワシ、オジロワシ、シマフクロウ等猛禽類)傷病個体の放鳥
保護収容された傷病個体について、治療及びリハビリ後すみやかに放鳥し、野外復帰させる【12人日程度】。
c.死亡個体の剖検
保護収容個体の死亡又は斃死個体(シマフクロウ、オオワシ、オジロワシ)の収容があった場合、病理解剖を行い、死亡原因の究明など各種データを収集するとともに、必要な標本がすぐ取り出せるよう、適切な方法で保存する。また、遺伝的解析に必要な試料(羽軸、筋肉等)を複数採取し、必要に応じて提供できるように番号を付して保管管理する。さらに、個体の状態(全身、身体の一部、骨格のみ等)、剖検の有無、鳥インフルエンザ等各種検査の実施状況、冷凍庫内のおおまかな所在(左奥上段、等)についてデータベースに保存する。【24人日程度】
d.シマフクロウの血液分析と個体管理
保護増殖事業で行うシマフクロウの標識調査、およびシマフクロウが傷病鳥として収容された際において血液を採取し、血液分析(性別、生化学検査、CBC検査)を行う。また、標識調査の際に感染症検査を行う。なお、標識リングの管理も行うものとする。【27人日程度】
(3)
履行期限
平成27年3月31日

2 応募要件

(1)
基本的要件
a.
予算決算及び会計令(昭和22年勅令第165号)第70条の規定に該当しない者であること。なお、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得ている者は、同条中、特別の理由がある場合に該当する。
b.
予算決算及び会計令第71条の規定に該当しない者であること。
c.
環境省から指名停止措置が講じられている期間中の者でないこと。
d.
平成25・26・27年度環境省競争参加資格(全省庁統一資格)「役務の提供等」の「調査・研究」において、「C又はD」級に格付けされており、北海道地域の競争参加資格を有する者であること。(会社更生法(平成14年法律第154号)に基づき更生手続開始の申立てがなされている者又は民事再生法(平成11年法律第224号)に基づき再生手続開始の申立てがなされている者については、手続開始の決定後、環境省大臣官房会計課長が別に定める手続きに基づく一般競争(指名競争)参加資格の再決定を受けていること。)
e. 
会社更生法に基づき更生手続開始の申立てがなされている者又は民事再生法に基づき再生手続開始の申立てがなされている者(上記(2)の再決定を受けた者を除く。)でないこと。
f. 
入札に参加しようとする者の間に資本関係又は人的関係がないこと。
g.
参加希望書類の募集要領で示す暴力団排除に関する誓約事項に誓約できる者であること。
(2)
技術力に関する要件
a.
大型希少猛禽類(フクロウ目、タカ目)の獣医臨床業務・病理診断業務・飼育業務を行う技術を有する者を本業務従事者として確保できること。
b.
鳥類標識調査者(各種鳥類)の資格を有し、 シマフクロウ、オジロワシ、オオワシ等希少種を捕獲、標識した経験を有する者を本業務従事者として確保できること。
c. 
シマフクロウ血液の塩基配列解析による性別判定を行う技術を有する者を本業務従事者として確保できること。
(3)
守秘性に関する要件
企業等の服務規程として、業務上知り得た情報を漏らさないという条件が満たされていること。
(4)
業務執行体制に関する要件
a.
獣医師資格を有する者であること。
b.
獣医療法第3条に基づき診療業務届出を行っている者であるもの。
c.
希少猛禽類に関する生息情報を有する団体、研究者及び専門家との緊密な人脈・ネットワークを有していること。
d.
獣医診療(外科および内科的高度医療)を行うための各種機器・機材を有すること。

3 募集要領の交付及び問合せ先等

(1)
募集要領の交付
釧路自然環境事務所ホームページの「調達情報」>「参加者確認公募に関する公示」より必要な件名を選択し、「公示」の下段に募集要領のファイルが添付されているので、ダウンロードして入手すること。
https://hokkaido.env.go.jp/kushiro/procure/
(2)
問い合わせ先
釧路市幸町10-3釧路地方合同庁舎4階
環境省釧路自然環境事務所 総務課 担当:前川
TEL:0154-32-7500 FAX:0154-32-7575

4 参加希望書類の提出期限等

(1)提出期限:
平成26年4月2日(水)12時
(2)提出先:
3(2)に同じ。
(3)提出方法:
持参又は郵送(書留郵便等の配達の記録が残るものに限る。)すること(提出期限必着)。
(4)参加希望書類の書式:
募集要領に定める様式により作成すること。

5 公募実施後の対応

審査の結果、応募要件を満たすと認められる者が一しかいない場合にあっては、当該応募者との契約手続に移行する。応募要件を満たすと認められる者が複数いる場合にあっては、企画競争手続に移行することとし、当該応募者に対して、企画書の提出を要請することとする。

6 その他

(1)
手続において使用する言語及び通貨
日本語及び日本国通貨に限る。
(2)
関連情報を入手するための照会窓口
4(2)に同じ。
(3)
企画競争手続に移行した場合の企画書の提出予定期限
平成26年4月14日(月)12時
(4)
平成25・26・27年度環境省競争参加資格(全省庁統一資格)の「役務の提供等」の「調査・研究」の認定を受けていない者であっても、参加希望書類を提出することができるが、その者が2に定める応募用件を満たすと認められ、企画競争方式に移行した場合に企画書を提出するためには、企画書の提出時までに、当該資格の認定を受ける必要がある。
(5)
契約締結日までに平成26年度予算(暫定予算を含む。)が成立しなかった場合は、契約締結日は予算が成立した日以降となる。
また、暫定予算になった場合、全体の契約期間に対する暫定予算の期間分のみの契約とする場合がある。
(6)
本公示に記載がない事項は、募集要領によることとする。