TOPICS
北海道地方環境事務所>TOPICS>2005年度
【開催予定】利尻礼文サロベツ国立公園サロベツ地域におけるタンチョウの繁殖経過
2005.07.14 利尻礼文サロベツ国立公園
環境省では、利尻礼文サロベツ国立公園サロベツ地域で平成14年度からタンチョウの繁殖状況の調査を実施しています。
今シーズンは、5月20日に実施したヘリコプターによるタンチョウ営巣確認調査において、タンチョウが営巣し抱卵していることを確認していたところです(5月23日にお知らせ資料で発表)。その後、6月22日から、巣から離れた場所にいる親鳥2羽の姿が観察されていましたが、幼鳥の姿が確認できなかったため、7月10日に、国指定鳥獣保護区管理員、パークボランティア、稚内自然保護官他により地上からの調査が実施されました。
その結果、現時点まで幼鳥2羽が無事に成長していることが確認されましたので、お知らせします。
昨年は成長途中で幼鳥が死亡したと思われるため、今年は無事に最後まで子育てに成功し、サロベツ生まれの成鳥が飛び立つことを期待しています。
親鳥はたいへん慎重に子育てをしており、簡単に姿を見せることはありませんので、写真撮影や観察の目的で近づこうとすることがないようにご協力をお願いします。
1.確認日時
平成17年7月10日 午前7時15分頃
2.確認場所
利尻礼文サロベツ国立公園サロベツ地域内の湿原
(タンチョウが今年こそ無事子育てにも成功することを期するため、詳細な場所の公表は差し控えさせていただきます。)
3.確認状況
- 5月に抱卵を確認した営巣場所から約1km程度離れた場所で、親鳥2羽と幼鳥2羽が草原と水辺を出入りしながら採餌しているのを確認
- 幼鳥は1ヶ月半齢程度と推定されるが、既に背の高さが約1m近くに達していることから、順調に成長していると考えられる。
4.調査実施者
富士元寿彦(国指定サロベツ鳥獣保護区管理員)
水上勝夫(利尻礼文サロベツ国立公園パークボランティア)
環境省稚内自然保護官
西北海道地区自然保護事務所担当官
計4名
5.今後の期待
孵化等の時期を正確に予想するのは難しいが、5月はじめから親鳥が1羽のみで観察されていることから、その頃に抱卵が始まったと仮定すると、順調にいけば今月末または来月初旬には孵化すると予想される。
写真 2羽の親鳥と2羽の幼鳥 (撮影:環境省)


