報道発表資料
【お知らせ】釧路湿原ラムサール条約登録30周年記念事業の実施について
2010.06.22 釧路自然環境事務所
環境省釧路自然環境事務所、釧路国際ウェットランドセンターおよびNHK釧路放送局は、本年、釧路湿原がラムサール条約に登録されて30周年(1980年6月17日、釧路湿原が日本で最初にラムサール条約に登録)となるのを記念して、下記のとおり記念事業を実施する予定にしておりますので、お知らせします。
(1) 環境省釧路自然環境事務所が実施する記念事業
釧路湿原流域自然体験イベント「みんなをつなぐ湿原 発見隊」の開催
釧路湿原流域5市町村(釧路市・釧路町・標茶町・弟子屈町・鶴居村)において、湿原とのつながりをテーマにした自然体験イベント「みんなをつなぐ湿原 発見隊」を開催します。自然体験を通して、釧路湿原における生物多様性や人々の関わりについて学ぶきっかけとします。
主催:環境省釧路自然環境事務所、NHK釧路放送局 共催:釧路国際ウェットランドセンター 協力:釧路市・釧路町・標茶町・弟子屈町・鶴居村
開催予定は以下のとおりです。
- 第1弾 弟子屈町
- 日時
- :平成22年7月4日(日)10時〜16時
- 場所
- :弟子屈町 屈斜路湖周辺
- 内容
- :「川と湿原」をテーマにした釧路川源流部での川下り体験や水生生物観察などを行います。
- 募集対象:
- 釧路湿原流域5市町村在住の親子(子ども1名(小学3年生〜高校3年生)・保護者1名)を1組として募集
- 募集定員
- :親子10組20名(先着順 締切6月28日)
- 費用
- :無料(体験費用・保険料込)
- 問合せ先
- :(株)ツーリズムてしかが
TEL 015-483-2101 FAX 015-483-3520 E-mail e-tabi@tourism-teshikaga.co.jp
弟子屈町に引き続き、標茶町(8月上旬:人の暮らしと湿原)、釧路町(8月下旬:森と湿原)、鶴居村(9月下旬:生きものと湿原)、釧路市(10月下旬:海と湿原)の開催を予定しています(テーマや開催時期は変更の可能性あり)。詳細は決まり次第、随時お知らせします。
(2) 釧路国際ウェットランドセンターが実施する記念事業
[1] 市民環境調査の実施
釧路湿原の自然再生事業のひとつとして行われている釧路川蛇行復元事業の現場で、環境調査を行います(平成22年7〜10月に2回実施予定)。
かつて直線化されたことにより、川と周囲の自然にどのような変化が起きていたのか、古い流れに戻されたことで環境への効果が期待できるのか、みなさんと一緒に現場を訪れ調べるイベントです
*詳細は決まり次第お知らせします。
[2] 「記念の集い」の実施
釧路湿原ラムサール条約登録30周年を記念し、皆さんと一緒に環境について考え、楽しむ「集い」イベントを開催します(平成22年12月開催予定)。
条約の登録から今日までの30年間を振り返りながら、湿原の環境の変化や人と湿原とのかかわり、湿原の未来を考えるきっかけとなる催しを企画中です。
*詳細は決まり次第お知らせします。
(3) NHK釧路放送局が実施する記念事業
[1] 記念イメージソングの制作
釧路湿原ラムサール条約登録30周年を記念し、釧路湿原をイメージしたテーマソングを制作します。楽曲を担当するのは、釧路を拠点に活動するアコースティックデュオ「ヒートボイス」です。(平成22年7月発表予定)
[2] 「まるごと体感!釧路湿原」キャンペーンスポットの放送
釧路湿原の保護や自然再生、湿原利用などに取り組む人々の活動を通して、釧路湿原の魅力を紹介するキャンペーンスポットを放送します。(完成次第放送開始予定)
[3] ニュース企画・番組の取材・制作
ラムサール条約30周年を契機に、釧路湿原の手つかずの自然を、放送を通じて全国・全道に紹介するとともに、次の世代に残していくため自然保護の大切さを訴えていきます。