北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
大雪山国立公園の多くの部分や十勝川源流部原生自然環境保全地域では、スノーモビル等の乗入れが禁止・規制されています。スノーモビル、オフロード車などの無秩序な使用は、自然環境や動植物の生息・生育環境に悪影響を与えることから、これらの影響を防ぐために、国立公園などで乗入れ禁止・規制区域を指定しています。
指定された区域では、原則としてスノーモビルを使用してはいけません。そのほか、自動車、オートバイ、自転車、馬などの動物も対象です。
詳しくは、北海道地方環境事務所のWebサイト、車馬等乗入れ規制のWebページをご覧ください。
http://c-hokkaido.env.go.jp/nature/mat/m_1_7.html
さて、標識の設置等により公園利用者への周知徹底を図ることは、私たちの大切な仕事です。先日、主な林道入口などにスノーモビル乗入れ禁止・規制看板を設置してきました。これ以上、寒さが厳しくなると地面が凍って木杭が打ち込めなくなってしまう...と思って現場へ向かったところ、10センチ近い積雪に...まもなく雪に閉ざされます。
作業中に通りかかったハンターが、前日、ヒグマを目撃したと教えてくれました。設置場所は、ときに人里離れた森の奥。まだ熊撃退スプレーは手放せません。途中、林道の真ん中に山となった獣の糞が!山親爺でしょうか?いいえ、どうやらタヌキのため糞のようです。胸をなで下ろしました。
乗入れ規制看板
タヌキのため糞
標高の高いところは雪に