令和3年度中に発生した鳥インフルエンザについて、北海道地方環境事務所が実施した緊急調査、鳥獣保護区巡視の結果については以下のとおりです。 |
緊急調査等の結果
野鳥監視重点区域内調査(野鳥国内10例目 苫前町)
令和4年
- 1月2日(日)
- 北海道苫前町でオジロワシ1羽の衰弱個体を回収。収容施設に隔離し治療を実施
- 1月3日(月)
- 簡易検査結果は陰性
- 1月6日(木)
- 国立環境研究所で遺伝子検査を実施した結果、A型鳥インフルエンザウイルス遺伝子(H5亜型)の陽性反応
- 回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化
- 1月7日(金)
- 国立環境研究所で病原性の確認検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)を検出
- 1月7日(金)~9日(日)
- 渡り鳥の飛来地8か所において、北海道が生息状況調査、死亡野鳥調査等を実施した結果、野鳥の大量死等の異常は確認されませんでした。
- 8日(土)は、北海道地方環境事務所職員も参加。
- 1月22日(土)
- 北海道大学でウイルス分離検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)を検出
- 1月30日(日)24時
- 野鳥において異常が確認されなかったことから、当該野鳥監視重点区域を解除
野鳥監視重点区域内調査(野鳥国内19例目 えりも町)
令和4年
- 2月2日(水)
- 北海道幌泉郡えりも町でオジロワシ1羽の死亡個体を回収。
- 2月5日(土)
- 簡易検査結果は陰性
- 2月8日(火)
- 国立環境研究所で遺伝子検査を実施した結果、A型鳥インフルエンザウイルス遺伝子(H5亜型)の陽性反応
- 回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化
- 2月10日(木)
- 国立環境研究所で病原性の確認検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型:NA亜型は判定不能)を検出
- 2月11日(金)~13日(日)
- 渡り鳥の飛来地10か所において、北海道が生息状況調査、死亡野鳥調査等を実施した結果、野鳥の大量死等の異常は確認されませんでした。
- 13日(日)は、えりも自然保護官事務所職員も参加。
- 3月8日(火)24時
- 野鳥において異常が確認されなかったことから、当該野鳥監視重点区域を解除
国指定鳥獣保護区の巡視
環境省は通常時から国指定鳥獣保護区内において環境省職員、鳥獣保護管理員による巡視を行っています。
さらに、北海道地方環境事務所では今般の鳥インフルエンザ感染個体の発見をうけて、巡視強化を行っています。
本日までのところ、国指定鳥獣保護区内においては野鳥の大量死等の異常は確認していません。
北海道内の皆様へ
- 北海道内における野鳥での高病原性鳥インフルエンザの感染・まん延防止に向けた取組の徹底について
- 「野鳥との接し方について」(平成29年10月)
- 「鳥インフルエンザについて」[PDF 14KB](平成16年3月9日)
- 「死亡した野鳥を見つけたら」[PDF 447KB]