「風力発電事業等の環境アセスメントと住民との合意形成に関する勉強会」開催報告
「風力発電事業等の環境アセスメントと住民との合意形成に関する勉強会」開催報告
北海道地方では現在、風力発電事業等、多くの事業が計画されていますが、その計画の実施に当たっては、関係法令等に基づき、必要な環境アセスメントの手続きが進められています。これらの事業は、事業計画段階、更には供用開始後において、計画を実施する事業者と、自然環境の保全等に関心のある地域住民や自然保護団体等との間での合意形成が重要となります。とりわけ、北海道地方は再生可能エネルギーのポテンシャルが高いことから、今後も再生可能エネルギーに関する多くの事業計画について、環境アセスメントの手続きが実施されると予想されます。また、北海道は豊かな自然を有する地域でもあることから、風力発電事業等と自然環境の保全との両立が求められています。
そこで北海道地方環境事務所では、環境アセスメント制度や、そのプロセスにおける市民参加及び合意形成手法を研究する専門家を講師としてお迎えし、風力発電事業に関する環境アセスメントの手続きにおける合意形成の在り方や課題に関する勉強会を開催しました。
1.開催概要
開催日時・開催場所
日時:平成26年3月8日(土) 13:00開場、13:30~16:00
会場:札幌第一合同庁舎 2階講堂
参加人数
- 51名
プログラム
- (1)主旨説明、北海道地方における環境影響評価等の実施状況について
- (2)風力発電施設の環境影響と合意形成について
- (3)意見交換会
- (4)その他
2.講演タイトル及び講演資料
(1) 主旨説明、北海道地方における環境影響評価等の実施状況について
- 発表 北海道地方環境事務所(中電技術コンサルタント(株))
- 資料1 [PDF 1,170KB]
(2) 風力発電所建設事業における合意形成について
- 講師 東京工業大学大学院准教授 錦澤 滋雄 氏
- 資料2 [PDF 2,151KB]
3.アンケート結果
参加者にご協力いただき、勉強会の内容、事業の円滑な推進や合意形成に関して重要だと考えること等についてアンケートの結果をとりまとめましたのでご報告いたします。
アンケート結果(概要)
「勉強会全体の満足度」は、大変満足、満足とお答えいただいた方が56%、「今後も類似内容の勉強会が開催される場合」に参加したいとお答えいただいた方が88%でした。その他も含めて、お答えいただいた内容については今後の参考にさせていただきます。ご協力ありがとうございました。