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北海道地方環境事務所

【開催報告】平成19年度ふれあい行事「洞爺湖の湖畔林散策会」開催報告

【開催報告】平成19年度ふれあい行事「洞爺湖の湖畔林散策会」開催報告

2007.11.27 洞爺湖自然保護官事務所

実施日:平成19年10月14日(日)場所: 洞爺湖町 月浦自然森林公園・洞爺湖畔


写真:月浦自然森林公園

 天気はあいにく小雨。洞爺湖の湖畔沿いにある月浦自然森林公園は北海道に入植してきた子爵の別荘跡地として今も残されている場所です。 胆振森づくりセンターの鈴木所長さんを講師にお招きして洞爺湖周辺に生育する樹木のお話をしていただきました。

写真:ミズナラの巨木を観察

 月浦自然森林公園の横、八幡神社にあるエゾマツ・トドマツの神社林や、公園内の別荘跡地にある樹齢300年以上のクリや、信州カラマツ、ヨーロッパカラマツ、クルミ科のヒッコリーなどの人との関わりの深い樹木や、ミズナラ、カツラ、ハリギリ、イチイ、オニグルミ、道内では西南部にしか自生しないトチノキなどの天然性林、そして、洞爺湖畔にある推定600年生のミズナラの巨木を観察しました。

写真:月浦自然森林公園を散策

 この巨木は大人が3人手を広げても回りきらない位の太さです。こんな巨木が数そろって見ることの出来る場所は道内にはないそうです。昔の人もこの巨木を見ながら洞爺湖を眺めていたはずです。ふとタイムスリップしたような感覚になります。

 参加者たちは、洞爺湖に入植してきた当時の歴史にも触れ、先代に守られてきた巨木を見て感慨深い様子でした。いつまでもこの風景が残るように守っていかなければならないということを改めて感じました。

写真:洞爺湖 写真:月浦自然森林公園