平成26年度気候変動リスクと適応策に関するセミナー
気候変動リスクと適応策に関するセミナー~北海道への影響と適応策の在り方を考える~
開催報告
地球温暖化に関しては、低炭素社会の実現を目指す緩和策とともに、気候変動の影響に対処する適応策の必要性がますます高まっています。国においても、平成27年の夏を目途にこうした適応に関する計画が策定される予定ですが、これまで、緩和策に関しては全国で広く取組が実施されている一方、適応策に関してはこれから本格的に議論が行われるところであり、具体的な取組の検討のための環境を整えることが非常に重要となります。北海道は、特有の豊かな自然環境を有している地域であり、また、日本の食糧基地としての役割を担っている地域でもあります。そこで、北海道の地域特性を踏まえた今後の適応策検討に資するよう、北海道と共同で標記セミナーを開催いたしました。
1.開催概要
日時:平成27年1月30日(金) 13:30(開場)、14:00~16:30
会場:会議・研修施設ACU 中研修室1206
2.講演タイトル及び講演資料
(1)「気候変動への適応を通じた社会変革~全国各地の動向と北海道への期待~」
講師 白井(しらい) 信(のぶ)雄(お) 氏
(法政大学地域研究センター特任教授)
(2)北海道における気候変動の影響と適応策について
・「北海道における気候変動の影響」
講師 安部(あんべ) 俊司(しゅんじ) 氏
(札幌管区気象台 気象防災部 地球環境・海洋課 地球温暖化情報官)
・「北海道における農林業の適応策と農林バイオマス資源の有効利用策」
講師 加藤(かとう) 淳(じゅん) 氏
(北海道立総合研究機構 農業研究本部中央農業試験場 農業環境部長)